さとうほなみ、今秋開幕の舞台に主演決定 「役者としてギリギリな精神状態に」
舞台『剥愛(仮)』ゲスの極み乙女のドラムスでほな・いこかとしても活動中の女優・さとうほなみのほか、瀬戸さおりら6名のキャストもそれぞれ解禁された。
女優・さとうほなみ(ゲスの極み乙女 ドラムス ほな・いこか)が、11月より開幕の舞台『剥愛(仮)』にて主演を務めることが決定。東京、愛知、大阪の3ヶ所で公演される。
■主人公「出戻り少女」を演じるさとう
主人公の「出戻り長女」を演じるさとうは、今期放送の『あなたがしてくれなくても』(フジテレビ系)や、『六本木クラス』(テレビ朝日系)、Netflix『今際の国のアリスSeason2』、映画愛『なのに』、『彼女』など話題作に立て続けに出演。
ひときわ存在感を放つ注目の女優であり、舞台『ヘドウィグ・アンド・アングーリーインチ』、『カノン』での公演も記憶に新しい。
■とある片田舎の、剥製師の工房
今回の公演は現在、舞台演出家、映画監督、脚本家、小説家と多岐に渡る活動で才能を発揮するクリエイターの山田佳奈氏が主宰する「口字ック」の世田谷パブリックシアター提携、シアタートラム新作公演となっている。
物語はとある片田舎の集落、死後の動物の皮を剥ぎ、内臓を取り除き、防腐処理をして生きていた姿に復元する剥製師の工房が舞台。正義の在り方が多面的であり、他者の正義を糾弾するという現在の社会に垣間見える問題を反映し、愛情のゆがみ、欲望、人が過ちを犯していくまでを丁寧に描く作品だ。
■瀬戸さおりら全6名のキャスト一挙解禁
そしてこの度、同作に集う全6名のキャストが一挙解禁された。「寡黙な次女」に瀬戸さおり、「工房に転がり込む男」に山中聡、「軽度知的障害を持つ甥」に岩男海史、「近所の独居女性」に柿丸美智恵「剥製師の父」に吉見一豊と、実力派の俳優たちが不遇な環境に身を置く登場人物を演じる。
「口字ック」としてのシアタートラム公演は2019年『掬う』以来で、主演のさとうをはじめ、出演者全員が今回、「口字ック」作品に初めての参加となる。