授業中に南インドの伝統料理「ドーサ」を配達 空腹な大学生たちのヒーローが登場
ミュージシャンであり大学生でもある男性が、南インド料理のドーサを教室で素早く調理し、生徒と教授を驚かせた。
アメリカの大学でドーサという南インド料理を作って届ける動画が、SNS上で話題になっている。インドのメディア『The indian express』が報道した。
■教室に漂うドーサの匂い
インド系のミュージシャン「Pedda P」こと大学生のプラナーブ・パンナラさんが、自身が通うアメリカの大学で授業中にドーサを作り、その動画が反響を呼んでいる。
ドーサとは南インドの伝統的な食べ物で、豆と米をペーストにして発酵させ、フライパンで薄く焼くクレープのような見た目をしている。
動画では、チャツネとスパイシーなマッシュポテトが添えられた焼きたてのドーサを、学生たちは笑顔で受け取っている。想定外の出来事に教授も興味を示し、笑顔でプラナーブさんを撮影している。
■動画への反応は賛否
プラナーブさんがこの動画をInstagramに投稿すると、「例えマントをつけていなくても、空腹の大学生に食べ物を与える彼はヒーローだ」「教授もドーサを心待ちにしてそうだ!」「確実に成績アップしたね」など温かいコメントで溢れた。
一方では、「美味しければ良いが、そうでないと迷惑行為」「勉強をせずにビデオ制作をするなら、なぜ大学に行くんだ? 大学の学費は、他の人や恵まれない人のために寄付したほうがいい」「宣伝行為の一つ」と言った非難的なコメントも書かれている。
■ドーサ愛は強い
プラナーブさんは最近、ミュージシャンのShakesProdとコラボして『My Dosa』という曲をリリースした。そのプロモーションの一環で、大学でドーサを作ったのだそうだ。
また彼は、「ドーサに関する知識を広め、カリカリでおいしいドーサを作るための最善の方法を提供する」ことを目的としたドーサ学生協会も設立している。
チームの募集要項には差別ゼロのポリシーがあり、さまざまな色や形のドーサのように「茶色、白、小柄、背が高い、丸い、四角い、何でも」と誰でも参加できることが書かれている。プラナーブさんは、それほどドーサを愛しているようだ。