トラウマを抱える女性に共感の声も 「犬用ケージに入ると癒やされる」
癒やしの場所は人それぞれ。「私は犬用ケージの中が好き」という女性には、共感する人も少なくはないようだ。
子供時代のつらい暮らしがトラウマになり、狭い場所にこもるようになったという20代の女性。大人になってからは犬用ケージに入ることで癒やされるようになったことに、『The Mirror』など海外メディアが注目した。
■複雑だった家庭環境
アメリカで暮らす女性(21)は、崩壊しきった家庭で育ったために心に傷を負い、いつしか狭い場所に癒やしを見出すように。なかでも小さな衣装部屋に入ると気持が落ち着き、安心できたのだという。
大人になった今もPTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しみ、気持ちが不安定になると安全な空間に入りたくなる。特に気に入っている場所は、犬用ケージの中だ。
女性は「自分だけの安全な場所が好きなんです」「だってここは私だけの空間ですもの。それに普段の生活からはかけ離れた場所です」とケージ内について説明。「ストレスの要因になるものはこの中にはありません」とも話している。
■「試したい」という声も
犬用ケージに入る様子などをネットで公開したところ、さまざまなコメントや意見が寄せられるようになった。なかには「要するにフェティシズムではないか」という声もあるというが、「快適そう」「私にも犬用ケージが必要」という人も少なくない。
人々の反応について、女性は「理解できない人がいるのは分かります」「でも私はケージに救われています」「だから『他の人にもケージが役立つかも…』と考えました」と語った。
■セラピストらも納得
犬用ケージの中にぬいぐるみやピンクの毛布を詰め、居心地の良い空間にして楽しんでいるという女性。セラピストに話したところ、「良いアイデアだと思う」と言ってもらえたそうだ。
閉所恐怖症の人には向かないが、「狭い空間にいるのが好き」という人は確かにいる。その理由については、「胎内記憶の名残」という説もあるそうだ。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)