成田悠輔氏、若者のワイドショー離れに持論 「観てもらう必要あるんですか?」
『ソレいる?六本木会議』でテレビ・ワイドショーについて成田悠輔氏と久保田直子アナが議論して…。
■これからのテレビ
同番組は、世の中にありふれる「ソレいる?」を成田氏と久保田アナが本音で議論する、「いらないものは崩して新たに組み立てていく」スクラップ・アンド・ビルド・バラエティ。
ネット動画コンテンツの氾濫などにより若者のテレビ離れが叫ばれる昨今。今回は現役若手ディレクターを交え、良くも悪くもテレビらしさが詰まっているワイドショーに焦点を当て、若者のテレビ・ワイドショー離れについて議論していった。
■テレビは伝統芸能
テレビを「伝統芸能」と評する成田氏。「決まったところで決まったようなリアクションをするっていう形が。バラエティはバラエティの型があって報道は報道の型があって、みんなたぶんそれを期待して観ていると思うんですよ」と主張。
「その期待に答えるように、型どおりの期待通りの驚きのない感じを続けるっていう、次世代の歌舞伎みたいなもの」だと解説した。
久保田アナは若者のテレビ離れに危機感を覚えていると吐露。そこで特に若者が興味ないと思われる「ワイドショーっている?」をテーマに議論を展開する。
■若者のワイドショー離れ
インタビューでもエンタメ系のニュースはテレビで観るといった意見はあるものの、「WEB系でニュースは観ている」といった声が寄せられていた。
ここからワイドショーの改善点を聞かれた成田氏は「若者に観てもらう必要あるんですか?」と指摘。若者が減少している現状で「減っていく客層に喜んでもらう必要があるのかなって最初に感じたんですよ」と熱弁する。
ディレクターは「若者にウケるものを作るのがビジネスの根底にある気がする」と反論。そこから成田氏は「ワイドっていうやり方がダメなんじゃないかと思って。薄く広くいろいろ扱うみたいなことをやると、若いお客さんを取りようがないんじゃないかと思うんですよ」と語っていく。
■個性が必要?
ネットで個人が簡単に動画配信ができる現状では、興味のあるテーマを深掘りしたコンテンツが氾濫。それに広く浅く扱うテレビ・ワイドショーが対抗しても勝ち目はないと成田氏は分析する。
そこから、AIや新技術を使い可能な限りコストを削減し、制作陣の興味があることをディープに、全張りする番組作りを提案。そうして各局・番組で個性を出すのは「あり」ではと持論を展開、最終的に「新しく生まれ変わったワイドショーがいる」と結論づけた。
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(文/Sirabee 編集部・サバマサシ)