熱気球炎上で夫婦は焼死し娘は九死に一生 サプライズギフトが悲惨な事故に…
楽しい思い出を作るはずの日に、大事な両親が死亡…。勇気を出して熱気球から飛び降りた娘は重傷を負ったが、最悪の事態は免れた。
家族の誕生日をお祝いしたいと考え、サプライズを企画した一家が悲劇に見舞われた。『The Mirror』『Daily Record』など海外メディアが伝えている。
■熱気球に乗った家族
メキシコで暮らしていた夫婦(夫50、妻39)とその娘(13)が、仲良く熱気球に乗った。
しかし、のんびりと空から絶景を眺め遊覧を楽しむはずが、想定外の恐ろしいアクシデントに見舞われた。突然火があがって大炎上し、狭いバスケットの中にいた家族にも炎が迫ったのだ。
■娘の思い切った決断
火傷を負い「このままでは死んでしまう」と確信した娘は両親を抱きしめ、勇気を出してバスケットの外にジャンプ。そのまま地面に落下して腕の骨を折ったが、焼死を免れた。
複数メディアは事故発生の経緯を伝え、「夫妻は焼死した」と報道。この事故の直前に撮影されたという家族3人の写真もSNSで拡散し、悲しみの声が多くあがっている。
今も現地警察が入念に調べを進めているが、事故の原因については「燃料にかかわる部分に問題があった可能性がある」という報道もあるようだ。
■両親の死は知らされず
生き残った娘にとっては祖母にあたる女性が地元で記者団の質問に応じ、「私の孫は、まだ両親が死んだことを知らされていません」と語った。
また熱気球に乗った理由については、「私の娘…つまり孫にとっては母親にあたるヴィリディアナの誕生日だったんです」「娘に喜んでもらいたいと考えた家族が、サプライズギフトとして熱気球に乗る計画を立てました」と明かした。
■事故の映像も…
事故の様子や、人がバスケットから飛び降りる姿をとらえた映像も残っていた。だがその人物が娘なのか、それとも同じく飛び降りたとされる操縦士なのかは、判断できないという。操縦士についても詳しい報道がなく、発見されたのか、生きているのかなど詳細は不明だ。
両親と楽しく過ごすはずの日に、あまりにも悲しい思いをした少女。1日も早く回復して立ち直ることを、多くの人が願っている。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)