森七菜、『銀河鉄道の父』で宮沢賢治の印象が変化 「作品が何倍もおもしろい」
森七菜が映画『銀河鉄道の父』完成披露試写会に出席。役作りで難しかったことについて語った。
映画『銀河鉄道の父』完成披露試写会が5日、都内にて開催。俳優の菅田将暉、役所広司、豊田裕大、田中泯、女優の森七菜、坂井真紀、メガホンをとった成島出監督が出席し、宮沢賢治のイメージについて語った。
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■今春、最大の感動作
現在も唯一無二の詩や物語で世界中から愛されている宮沢賢治が「ダメ息子だった!」という大胆な視点を軸に、宮沢賢治に関する膨大な資料の中から、父・政次郎について記された資料を集め、究極の家族愛を描いた小説『銀河鉄道の父』を映画化。
無名だった宮沢賢治がどんな人生を歩もうと支え続けた、父と家族の愛と情熱が心を揺さぶる、この春最大の感動作となっている。
主演で宮沢賢治の父・政次郎を役所、長男・賢治を菅田、賢治の妹・トシを森、賢治の弟・清六を豊田、母・イチを坂井、祖父の喜助に田中と、錚々たるメンバーが集結した。
■花巻弁が難しかった
同作品に出会ったことで、宮沢賢治のイメージは変わったか聞かれた森は「学生を卒業して間もないこともあって、教科書の中の偉人っていうイメージが強かったんですけど、台本を呼んだ時に『宮沢賢治は、こんなにユーモアある人たちに囲まれて生きてたんだ』と思いました。これを知った上で作品を見ると、何倍もおもしろくなるので、高校生の時に知っていたら、もっと楽しく教科書を開けていたなって思いますね」と話した。
続けて、役作りについて「宮沢賢治の作品を読み直したり、新たに作品を読んだりして、トシがお兄ちゃんを愛するようになった要素を探しました。あと、花巻弁は難しかったですね。方言指導の方が忙しそうでした(笑)」と振り返っていた。
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(取材・文/Sirabee 編集部・だい坊)