捨てられた「子犬」を保護したら… 驚きの正体が発覚するも警察官らの癒やしに
四肢動物を保護したとき、猫や犬だと決めつけてしまうのはリスキー。時には全く違う種類であることも…。
道端に捨てられたり迷子になった犬を、保護した経験がある人もいるだろう。しかしそれが「犬に見えた」からといって、安易に「犬だ」と決めつけてしまうのは、リスキーかもしれない。
このたびアメリカで、保護した動物がじつは驚きの生き物だったというニュースが、世間の注目を集めている。イギリスの『The Sun』や『Mirror』も報じた。
■1匹の「子犬」を保護
アメリカ・イリノイ州で先日、ある男性が1匹の動物の子を地元の警察署に連れてきた。
男性によると「ドライブ中に、道端にポツンとたたずんでいる子犬を見つけた」そうで、空き箱に入れて保護。動物を預かった職員たちは、保護施設に連れて行こうと準備をしていたという。
■本当に犬なの…?
その動物を見たときの警察官たちの反応は、「かわいい」というものから「これは本当に犬か?」まで、じつにさまざまだった。
対応を担当した1人であるカイル・リバスキー巡査部長が、念のため「コヨーテの子供」というワードで画像検索してみると、保護した動物と見事に一致した。
彼は「子犬のわりには毛が硬く、足も大きい。爪は普通の犬よりかなり鋭かった」とメディアに説明している。
■野生生物センターが保護
普段見ることのできないコヨーテの子供とあって、その場にいた警察官たちは大興奮。代わる代わる抱っこをしたり、かわいがったりと、癒やしの存在と化したという。
母親とはぐれてしまったコヨーテの子供は、敵や他のコヨーテに襲われてしまう可能性も高く、そのまま野生に返すのは危険だ。
そこで警察は野生生物センターに連絡し、保護を依頼。しばらくはそこで他のコヨーテたちとともに生活し、成長後に野生に戻される予定だそうだ。
■ハスキーだと思ったら…
似たような事例は稀に起こっているようだ。今年2月、ある女性が迷子になっていた子犬を引き取った。ハスキー犬だと思い大切に育てていたところ、みるみる巨大化し、ウルフドッグという犬種だったことが判明した。
ウルフドッグは、オオカミにシベリアン・ハスキーやジャーマン・シェパードなどの犬種を掛け合わせた生まれた超大型犬。オオカミの気質を強く継いでいることから、極めてしつけが難しいと言われている。
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)