毒入りプロテインシェイクで妻を殺した容疑の夫が逮捕 愛人ができ邪魔になったか
愛人からは「お気の毒に…」というメッセージも。しかしこの女との不倫こそが、男の凶行の引き金になった可能性が高そうだ。
歯科医師として働く男の妻が、体調を崩して脳死に…。しかし“悲劇の夫”が逮捕されていたことを、『USA TODAY』などアメリカのメディアが伝えている。
■体調を崩した妻と病院へ
アメリカ・コロラド州で歯科医師として働いていた男(45)が、体調を崩した妻のアンジェラ・クレイグさん(43)を車に乗せて病院に駆け込むという出来事があった。
ひどい頭痛などを訴えていたアンジェラさんは一気に弱り、集中治療室に移動。人工呼吸器もつけたが回復せず、ほどなくして脳死を宣告され生命維持装置が外された。
すると現地警察は、妻の死にショックを受けているはずの男を逮捕。「妻を病院に連れて行った4日後の身柄確保だった」と、アメリカのメディアが伝えた。
■シェイクに毒を混入か
アンジェラさんの急死について慎重に調べを進めていた警察は、意外なほど短い時間に「これは殺人事件だ」と判断。
「男が『手術に必要だ』などと嘘をついてシアン化カリウムを注文していた」という情報を関係者から得たこともあって、捜査が一気に進んだのだという。
当局は、男がアンジェラさんのプロテインシェイクに砒素を混入し、飲ませていたと判断。しかしそれでは死ななかったため、慌ててシアン化カリウムを取り寄せたとみている。
■「妻はうつだった」という嘘
この男には愛人がいたことも判明したが、そちらは殺害に関与していなかったとみられ、アンジェラさんの脳死判定後に「おつらいでしょう」「お気の毒に…」といった内容のメッセージを男に送信していた。
なお男は「12月に『離婚したい』と妻に伝えた」「そのせいで妻はうつ状態になり死を望むようになった」などと話していたというが、身近にいた子供たちは「母が死のうとした事実はない」と断言。よってこれも男の嘘だった可能性が浮上している。
■すべては不倫が原因か
当局は「愛人と一緒になりたい一心で邪魔になった妻を殺害した」とみて調べを進めており、複数メディアも「不倫が背景にあった」と断定的に報じている。
子供を残し亡くなったアンジェラさんは、さぞ悔しかったに違いない。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)