「鳴き声がうるさい」と隣家の犬を生き埋めにした女が逮捕 救出はされたが…
当局に相談して対処してもらうといった方法を思いつく前に、女は「犬を殺して騒音から開放されよう」と考えたようだ。
高齢女性は優しく温厚。そんなイメージが壊れる事件が起こってしまった。80代の女が隣人の犬を生き埋めにして逮捕されるまでの経緯を、『The Sun』など海外メディアが伝えている。
■犬を巡る隣人トラブルが勃発
ブラジルで暮らす女性(33)が、隣の家で暮らす女(82)に「お宅の犬の鳴き声がうるさいんだよ」と文句を言われ、困っていた。
そんなある日、女は再び女性宅を訪問。「庭に穴を掘って、あんたの犬を埋めてやったよ」「鳴き声がうるさくて夜も眠れなかったからさ」などと吐き捨てるように言った。
■焦って庭に向かった飼い主
この話に驚いて庭に飛び出した女性は、掘られた形跡が確かにあることに気づき、「犬はもう死んでいるのかもしれない」と考え怖くなった。
それでも女性はあきらめず、鍬を使って土が盛り上がった部分を掘ってみることに。愛犬がまだ生きていることを願い、大きな声で名前を呼んだ。
■泥まみれで出てきた犬
しばらくすると、泥だらけの犬がショックを受けた様子で穴から飛び出してきた。このとき犬を埋めた女もそばにいたが、悪びれた様子を見せるどころか「もう私の家には近寄らせないでよね」などと怒鳴るばかりだった。
救出された犬は最悪の事態は免れたが、獣医師に診察してもらう必要があったと伝えられた。
■身柄を確保された女
通報を受けた現地警察は、「確かに私が犬を生き埋めにした」と話す女を7日に逮捕。しかし女はまるで反省しておらず、事情を聞かれても「必要があればまた埋めるつもりよ」などと話しているという。
「近所の動物がうるさくて困っている」という人は決して少なくないが、警察に相談すれば、巡回中の警察官が飼い主に注意してくれることもあるそうだ。
また飼い犬の無駄吠えについて困っている人は、犬のしつけ教室に相談してみる、獣医師に話をしてアドバイスをもらうといった方法もある。飼う側も近所で暮らす人達に迷惑をかけないよう、しつけについては意識しておくほうが良い。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)