家具の組み立て屋で成功した男性 「副業のつもりで始めたら本業になった」
多くの人が「苦手だ」と感じていることを代わりにこなして成功。それを本業にした男性が話題を集めた。
組み立て家具は値段が比較的安く、店から家にすぐ持ち帰ることができるなど、メリットも多い。しかし「思ったより重くて作業が困難だった」「組み立て方が分からない」「面倒になった」という理由で、諦めてしまう人も…。
そういうトラブルに着眼して成功した男性に、『The Daily Star』など海外メディアが注目した。
■副業を始めた男性
イギリスで暮らすムハンマド・アミンさん(28)は、以前は配送ドライバーとして働き収入を得ていた。
しかし空いた時間を利用したいと考え、「組み立て家具を上手にセットアップできない」「代わりに組み立ててほしい」という人たちのために働くようになった。
あくまで副業として考えていたが、仕事のオファーが順調に増えたため、ムハンマドさんはそれを本業にすることを思いついた。
■車を購入し本格始動
配送ドライバーとしての仕事を辞めたムハンマドさんは、昨年4月に家具の組み立て屋・便利屋として本格的に働くことを決意した。
そのためまずは仕事に必要な車(バン)を一台購入。その後にさまざまなリクエストに応じるようになり、市内のあちこちに出向いて働くようになった。
■短い期間で軌道に…
ムハンマドさんが組み立て屋となって、約1年。今では仕事も軌道に乗り、1ヶ月の収入が3,000ポンド(約48万円)を超えるようになった。
主な仕事はソファ、テーブル、机などの組み立てで、毎週約30時間を労働に費やしているそうだ。この1年のあいだに、実に300以上の仕事を引き受けたと明かしている。
■丁寧に仕事をこなす日々
意外にも副業で稼げたため、そちらを本業にしたムハンマドさん。1日に1件の仕事を引き受けるところから始めたのだといい、時には10時間かけて頼まれた仕事をこなすこともあるそうだ。
世の中にはさまざまな仕事があるが、たまたま得た職が自分に向いているとは限らない。本業とは関係のない分野でボランティア活動などに挑戦してみれば、意外な可能性がぐんと広がるかもしれない。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)