「パンダとの記念撮影はいかが?」と観光客を騙した男 正体は毛染めした犬と判明

「かわいいパンダの赤ちゃんですよ」という言葉を信じ、すっかり騙されてしまった観光客。当局もさっそく捜査を開始した。

パンダ

かわいい子犬に色をつけ、パンダだと話して観光客を騙していたとされる男がいる。発覚までの経緯、そしてその後の動きについて『The Sun』など海外メディアが報じた。


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■村人らによる通報

ロシア・ソチにほど近い村で暮らす住民たちが、ある光景にショックを受けて現地警察に通報。「パンダを人に見せている人物がいる」「写真撮影用にパンダを使って金儲けしているようだ」といった情報を寄せた。

驚いた警察官がパンダを救出すべくただちに現場に急行し、通りで商売していた男に声をかけた。

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■パンダの正体は…

男が連れていた“パンダの赤ちゃん”をじっくり見た警察官たちは、それがパンダではなく犬であることに気づいた。犬種はチャウチャウで、白と黒に染めてパンダそっくりに仕上げているだけだったのだ。

このチャウチャウはまだ小さく、体長は30センチほどしかなかった。入手経路や商売に利用していた期間など、詳しいことは分かっていない。


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■ライオンの子も商売に?

警察官たちは男の身柄を確保し、事情聴取を開始。男がトビやライオンの子らしき動物も、写真撮影用に貸し出していた容疑が浮上したと報じられた。

チャウチャウを目撃した人たちがメディアの取材に応じ、「ひどい扱いを受けていました」「気温が40℃になるような日も、無理やり外に出されていたんです」などとコメントしている。


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■中国では“パンダカフェ”も

体が丸いこともあり、染め方によっては確かにパンダのようにも見えるチャウチャウ。中国では過去にある“パンダカフェ”が話題になったが、そこにいた動物もパンダではなく毛を染めたチャウチャウであることが明らかになった。

その店のオーナーは「チャウチャウの毛を染めても健康被害なんてありません」と話したが、獣医師らは「動物の毛を染めると、毛・皮膚にダメージを与えてしまう可能性がある」と指摘していた。

日本ではカラーリングも引き受けてくれるドッグサロンがあるが、犬にとっては負担になるケースもある。まずはネットなどでデメリットについてしっかり調べておきたいものだ。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

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