大雨後に幼虫が大量に落ちてくる異常現象 車にへばりつく光景に世界が悲鳴
「キモすぎる」とたびたび世間を騒がせるアニマル・レイン。竜巻や暴風雨の後に発生しやすいことから、日本でも起こる可能性は十分にあるだろう。
魚が空から降ってきたり、昆虫が大量発生したりといった驚きのニュースは、その都度世間に大きな衝撃を与えてきた。中国から伝えられた奇怪な光景は、人々に不安や恐怖を与えているようだ。イギリスの『Mirror』やアメリカの『NEW YORK POST』ほかが報じている。
■光景に世間も「気持ち悪すぎ」
奇怪な現象が起こったのは、北朝鮮との国境に隣接する中国の遼寧省(りょうねいしょう)。路上に駐車されている車の一面に、茶色い幼虫のような物体が大量にへばりついている画像や動画が拡散された。
世間からは「気持ち悪すぎる」「これはいったい何なの?」との声が上がり、現場もパニック状態となっているという。
■「アニマル・レイン」か?
数日前に強風を伴う大雨が降り続いていたことから、当局は「木や葉に張り付いていた虫が吸い上げられ、雨風が勢力を失った時に空から落ちてきたことが考えられる」と説明。市民に対しては、天候に関わらず、数日間は傘をさして外出するよう求めた。
この現象は「アニマル・レイン」と呼ばれており、特に竜巻レベルの強風を伴う悪天候の後に発生し、虫や小魚など、軽く小さいものなら簡単に吸い上げられてしまうそうだ。
■世界でも大きく報道
この現象は世界のメディアでも大きく報道され、あまりのグロテスクさに「いたずらとかフェイクじゃないか?」と疑う者まで現れた。
他にも「ポプラの花にも見える」「木から落ちた花の茎?」など、何らかの植物である可能性を考える人も。しかし、「やはり虫でしょう。こんなのが起こった日にはキモすぎて死んじゃう」と嘆くコメントも寄せられている。
■アニマル・レインは過去にも
人々を仰天させる、このアニマル・レイン現象。2015年にはアメリカ・テキサス州のアイゼンハワー州立公園で、洪水の後にミミズの塊が道路にいくつも散らばっているのが確認された。
また昨年1月には同州で空から小魚が、12月にはフロリダ州で寒波による気温低下が原因でイグアナが気絶し、それぞれ道路に落ちている様子が話題となっていた。
■車にへばりつく大量の幼虫
China hit with a “rain of worms” after storm‼️😳 pic.twitter.com/fk5CER7gqP
— RapTV (@Rap) March 10, 2023
・合わせて読みたい→神奈川を襲った最悪の天候、完全に「この世の終わり」だった 台風よりも恐ろしい…
(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)