侍ジャパン・村上宗隆選手は準々決勝も4番? 江川卓氏が今後の起用法を解説
江川卓氏がWBC1次リーグで不振だった村上宗隆選手の今後の起用法を語る。
■1次リーグの戦いぶりは?
1次リーグの戦いぶりについて江川氏は「ここまでは100点満点なんでしょうね。なんでしょうねっていうところが引っかかりますよね? それを今からお話します」と切り出す。
続けて「村上さんがちょっと当たってないということがあったりとか、勝ったんですけど大谷さんのストレートとか、ダルビッシュさんのちょっとインコースの…」とコメント。
そして「いろんなことがあったので、勝ったんですけれども、ちょっと怖さを含んでいる」と話した。
■「打球が上がらない」
村上選手の不調について江川氏は「55本から56本まで、しばらく出なかった時期がありましたよね。あの状態に近い状態が今、来ている気がする。打球が上がらなくて悩んで、しばらく出なかった。そこに似ている感じがするので、心配ですね」と分析する。
さらに「ヒットが2本出たんですけど、セカンドの横を抜いたのと、ショートの横。いずれもライナー、ゴロ系で。センターフライが1本あったと思いますけど、打球がやっぱり彼の場合は上がっていかないと。そこがちょっと不安材料」と語った。
■イチロー選手のように…
準々決勝以降の起用については「このあとの準決勝、決勝が大事になってくるので。準々のときの1試合を見て、4番で行くかどうかっていうところが、栗山監督の決断になるのかな」と江川氏。
2009年のWBCで、イチロー選手が苦しみながらも決勝の韓国戦で試合を決めるタイムリーを放ったことにも言及する。
「イチロー選手がずっと良くなくて最後で打ちましたけど、そういう選択になるのか、接戦になったときに怖いので、どうするかっていう。打線を組み変えるのかっていうところが、1つ監督の悩みになるのかな」とコメントした。