200年以上生きた巨大二枚貝が見つかる 「リンカーン大統領と同い年」と話題
手のひらに収まらない超巨大サイズ。通常より遥かに大きく長生きな黒ホンビノスガイが見つかった。
アメリカ・フロリダ州の男性がビーチを散策中、非常に大きな二枚貝を見つけた。観察の結果、その貝は200年以上もの年月を生きていることが判明したという。『CBS News』『WTOP』などの海外メディアが報じた。
■通常の貝より遥かに巨大
発見者のブレイン・パーカーさんは、フロリダにある研究施設兼水族館のガルフスペシメンマリンラボでボランティアとして働いている。家族と散歩中に見つけたのは黒ホンビノスガイ(アイスランドガイ)で、全長15センチ、重さは1.1キロほどもあった。
これは一般的な黒ホンビノスガイの大きさを遥かに超えており、また遥かに長生きしている可能性があるという。
■「年輪」を数えると200本以上
黒ホンビノスガイには他の多くの二枚貝同様、木の年輪のような同心円状の輪があり、その輪の数が年齢を表している。この規格外のサイズを持つ貝から見つかった輪の数は214本。現在からさかのぼると、1809年に生まれたことになる。
それはアメリカの第16代大統領エイブラハム・リンカーンの生まれた年と同じだったため、この貝はエイブラクラム・リンカーン(クラム=貝)と名付けられたという。
■食べるのを断念
通常、こういった二枚貝はここまでの大きさになる前に外敵に捕食されたり、人間に収穫されることがほとんどだという。実際にパーカーさんも食べることを目的にこの貝を発見したが、大きさから貴重なものだと思い、彼が働く研究室に持って帰った。
そして「エイブラクラム」の元には多くの見物客が訪れていたが、その後管理人によってメキシコ湾に放されたそうだ。
このニュースがSNSで話題になると「貝ってここまで大きくなるんだ」「200歳ってマジ?」と驚きのコメントが続出。また「食べずに海に帰してくれてありがとう」「お年寄りには敬意を払わなくちゃね」などの反応も寄せられていた。
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(文/Sirabee 編集部・びやじま)