「別れるくらいなら」と男が恋人を刺殺 身分違いの結婚を家族に猛反対されて
男は衝動的かつ危険な発想で、凶行に及んだ。
家柄の違いを感じながらも、交際を5年も続けていた若い男女。純粋に愛し合っていたが、親はそれを認めようとせず…。インドで悲劇的な事件が起きてしまったことを、『Times Now News』などが報じている。
■結婚を希望していたふたり
インド・カルナータカ州の州都ベンガルールで2月28日の夜7時30分ごろ、若い男が恋人をめった刺しにして殺害するという事件が起きた。
逮捕されたディナカー・バワカ容疑者と殺害されたリーラ・パヴィトラさんは真剣に交際しており、それぞれの両親に結婚について相談したことが、事件の発端となってしまった。
■家族はいずれも猛反対
属するカーストが異なるなかでも、愛し合っていたというバワカ容疑者とパヴィトラさん。交際は5年にもなり、現代を生きる若者らしく、容疑者は身分の違いは愛情で克服できると信じていた。
しかし、いずれの両親も結婚はおろか、ふたりの恋愛すら認めようとしなかった。特にパヴィトラさんの家族の反対が強かったことがわかっている。
■愛情が憎悪に一転?
バワカ容疑者は、家族に反発できないパヴィトラさんの様子にも苛立ち、心を深くえぐられた。そして別れるくらいならパヴィトラさんを殺し、自分も刑務所に入ると決意して犯行に及んだ。
パヴィトラさんはなんと全身の10ヶ所以上を刺されており、懸命の治療でも命を助けようがなかった。憎しみからくる惨殺と呼ぶに等しい状況だったという。
■「他の男にとられるくらいなら」
カルナータカ州では少し前にも、医大に通うシヴァリーラさんという18歳の女性が、元恋人に絞殺されるという事件が起きていた。
男はシヴァリーラさんにプロポーズしたが、断られて破局。しばらくストーカー行為を続け、半年ほど後に凶行に及んでいた。「他の男と交際したり結婚したりするなら殺す」と、脅していたこともわかったという。
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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)