食用コオロギ「食べてみたい」か調査 女性の拒否感が強烈すぎた
学校給食の試験導入や幅広い食品に採用されて話題の食用コオロギ。あなたなら食べてみたい?
昆虫食、なかでも食用コオロギが物議を醸している。温暖湿潤な気候で森林が多い日本は昆虫の種類が多く、イナゴや蜂の子、カイコ、ザザムシなど、古くから昆虫食の食文化が発達した地域もある。
しかし、学校給食に食用コオロギの粉末が実験的に採用した徳島県の高校が大炎上。また、Pascoブランドで知られる敷島製パンが大学発ベンチャーと共同で展開するコオロギパウダー入り商品にも批判が殺到した。
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■コオロギ給食で炎上
今回は、「公立学校の学校給食」という事情もあって炎上に拍車がかかった側面もあるかもしれないが、以前から無印良品ではコオロギせんべいを展開。コオロギラーメンも人気を集めていた。
一方で、中川翔子がツイッターに「コオロギ絶対食べません」と投稿するなど、賛否は真っ二つに分かれている。
近年のブームは、国連食糧農業機関(FAO)が、2013年に発表した昆虫食に関する報告書がきっかけ。持続可能なたんぱく質生産として期待されている。しかし、世間は実際どのように考えているのだろうか。
■5割は「絶対に食べたくない」
Sirabee編集部が、3月3〜6日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に調査したところ、「日常的に食べたい」と答えた人はわずか1.0%。「一度は食べてみたい」という人は18.8%だった。
一方、「あまり食べたくない」は31.6%。最も割合が多かったのは「絶対に食べたくない」という声で、じつに48.6%に及んでいる。
コオロギは、日本の幅広い地域で食用とされてきたイナゴと同じバッタ目(直翅目)の昆虫。しかし、この比率を見れば、今の段階でネガティブな意見が寄せられてしまうのも、やむを得ないように思われる。
■女性の拒否感が強い
中川翔子が「絶対に食べたくない」とツイートしたように、とくに女性は昆虫食に対して嫌悪感が強いようだ。「食用コオロギを日常的に食べたい」と答えた女性は、男性の1/9で0.2%。「一度は食べたい」という人も10ポイント近く少ない。
一方で、「絶対に食べたくない」という女性は54.6%に及んでいる。
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)