オフィス家具・イトーキ、本気で作った「ガチゲーマー」用チェアがだいぶすごそう…
イトーキがゲーミング家具の新レーベル「Daidara」を立ち上げ!“ガチゲーマー”を環境から支えていく。
■ガチゲーマー向けレーベル
日本の伝承に登場する巨人「ダイダラボッチ」が由来の新レーベル「Daidara」は、エクストリームプレイヤー(プロゲーマーやプロを目指す人などに代表される、より本格的な環境を求めるプレイヤー)が対象。
より快適なゲーム環境を追求する“ガチゲーマー”を、チェアやデスクといった商品で支えていくという。
第一弾の商品は、ゲーミングチェア「Act Gaming」。
2018年11月に発売されたオフィス向けチェア「Actチェア」をベースに、在宅向けに改良開発したもの。肩の動きに合わせて動くバックレストや肘位置を調整できる4Dリングアーム、座面幅を調整できるスライドシートなど、長時間集中してプレイするゲーマーにピッタリの機能が搭載されている。
■プロゲーマーも絶賛
発表会見にはプロゲーマーのらきょるん選手とよっシィ選手も登壇。
らきょるん選手は「肘を固定するために前傾姿勢」、よっシィ選手は「背もたれにもたれた状態」と真逆のプレイ姿勢だが、2人とも「他のゲーミングチェアと違う」「実際に座って体感してほしい」と、その座り心地を絶賛する。
■実際座って「すごい」
そこまで言われたら…座ってみたい! ということで、記者も早速体感。
肘置きのボタンを押すことで、横へ上へ、かなり自由に動く。
確かにこれなら「自分の一番好きな幅・高さ」で肘を置いた状態でプレイできそう。左右の高さの差がすごい。
さらに、個人的に「これは…!」となったのが座面幅の調整。
155cmとやや小柄なため、よくあるオフィスチェアやゲーミングチェアは大きく、奥まで座われない(座ると脚が斜めに浮く)のが気になっていたのだが、一番縮めると脚も背中もぴったり! 深く座っても背もたれ自体が柔軟なため、肩の動きはストレスフリー。ぐにゃぐにゃ動く。しかもメッシュ状で蒸れにくい。
見た目的にも、ゲーミングチェア=家の雰囲気に合いにくい・ごついイメージがあるが、これなら違和感なく使えそうだ。いい加減、いい椅子がほしい。
■価格は高いけど…
気になるお値段は、149,900円(税込)とややお高め。
15万か…ハーマンミラーのアーロンチェアとかオカムラのコンテッサよりは安いけど、一般的なゲーミングチェアと比べたらだいぶ高いな…というのが正直な感想だが、担当者は「絶対後悔させない」ときっぱり。
“ガチゲーマー向け”と謳っているが、毎日在宅ワークをしている人にも最適。仕事にゲームに集中したいけれど、腰や肩が疲れやすい…なんて人は、椅子から変えてみるのもありかも。
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(取材・文/Sirabee 編集部・たつき あつこ)