冬場のかかと荒れ、夏場の「ある習慣」が原因だった 1年中できる対策とは

冬場はかかとが荒れやすい。その原因は、意外にも夏場の習慣にあるようで…。

2023/03/01 04:15

かかと荒れ

乾燥するこの時期、かかとの肌荒れに悩む人も多いのではないか。ケアをしているのになかなか改善されないことも。

じつは、冬のかかと荒れは夏場の「ある習慣」で引き起こされるようで…。

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■「かかと荒れ=冬」と思われがちだが…

気温が下がり、空気が乾燥する冬場は肌が荒れやすい。特に、かかとはガサガサしたり、ひび割れたり、放置するとあかぎれのように出血するなど、注意が必要な箇所だ。

今の時期、かかとに保湿クリームを塗る人も少なくない。「かかと荒れ=冬場」と思われがちだが、じつは夏場のケアも重要なのだ。

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■じつはダメージを受けやすい夏

汗をかいて乾燥とはほど遠い夏は、あまりかかとが荒れるイメージが湧かないかもしれない。だが、ひかり在宅クリニックの皮膚科医・今井亜希子さんは、夏場は足裏がダメージを受けやすいと話す。

「冷房の効いた部屋と暑い屋外を行き来するため、足裏の皮膚には温度差によるストレスがかかります。サンダルを履くなど肌が剥き出しになる状態で、冬ほど保湿の意識をしないので、かかと荒れを起こすことも少なくありません」(今井さん)。

たしかに、夏は一日素足で過ごすこともある。知らず知らずのうちに足裏へのダメージが溜まり、乾燥する冬場に重症化するということだ。少し気が早いかもしれないが、夏場どのようなケアをすればいいか尋ねた。

「濡れた後はきちんと水気を拭き取って保湿して下さい。お風呂上がりだけでなく、汗をかいた後もしっかり拭くようにしましょう。夏場は冬ほど乾燥はしませんが、油分と水分をバランスよくとどめるビタミンE配合のクリームを塗ることが大切です」(前出・今井さん)。

汗をかいた際、顔や首はすぐに拭くが足裏は放置しがち…という人も多いかもしれない。こうしたケアを徹底したいところだ。


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■日頃の生活で気をつけること

かかとのケアというと、かかとやすり等で角質を削る人も多いはず。こちらは季節問わずやる人もいるかもしれないが、前出の今井さんはこう注意を促す。

「やすりや電動のかかと削りは上手に使えば、余計な角質の部分だけ平らに削ることができますし、その後保湿クリームを塗れば浸透しやすいです。ただ、全部自分で均等に磨くのは難しく、どうしてもムラが出てしまいがち。角質が入り組んで魚の目や傷の原因になるので、皮膚科かエステでケアしてもらうことを推奨します」(前出・今井さん)。

お風呂場で、かかとやすりを手に一人悪戦苦闘するのは避けたほうが良さそうだ。足裏への負担を抑えるため、日頃の生活でできることはあるか。前出の今井さんは、「靴選び」の重要性を指摘する。

足裏

「きちんとサイズが合った靴を選ぶことが大切です。大きいサイズだと靴の中で足が摩擦を受けることが多くなり、前後左右にずれて角質に対する刺激につながる。逆に、小さいサイズだと、圧迫して傷ができる原因になります。女性でヒールを履く方は2~3センチのものを選びましょう」(前出・今井さん)。

冬場だけでなく、1年を通して足裏のケアを怠らないようにしたい。

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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人

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