生後4日の子を亡くした父親が宝くじ当選 「やっと墓石を買ってやれる」
宝くじで運命が激変。家族の希望が叶うことに父が安堵した。
生まれたばかりの息子を亡くしたが、十分なお金がなく立派に見送ってやれなかった父。それから6年にして幸運に恵まれていたことを、『The Mirror』などイギリスのメディアが伝えた。
■赤ちゃんとの永遠の別れ
イギリスで暮らすアダム・スカイフさん(48)の妻が、今から6年前に双子を出産。しかし予定日より3ヶ月半も早い出産となったため、双子のうち男の子のほうは生後わずか4日で死亡してしまった。
悲しみに暮れたアダムさんと家族は「せめて立派に見送ってあげたい」と望んだが、経済的に苦しかったことから希望を叶えることはできなかった。
■家族に訪れた転機
せっせと働いてもなかなかお金がたまらず、墓石の購入もできないままだったアダムさん。そのせいで、息子の死から何年たってもアダムさんの罪悪感は消えなかった。
しかしたまたま購入した宝くじで3万5,000ポンド(約570万円)を当てたことで、アダムさんの運命が一変。「ようやく息子の墓を立派に整えることが可能になった」と喜んだ。
■予定を明かした男性
墓石を購入してもお金は残るため、アダムさんは家族をアメリカのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートに連れて行ってあげたいと考えている。貧しかったせいで、長いあいだ家族旅行を楽しむこともできなかったためだ。
また妻は双子の出産後ずっと背中の痛みに苦しんできたため、アダムさんは「せっかくだから、どうかビーチでのんびりしてほしい」と考えているという。
■祝福の声が続々と…
アダムさんとその一家がようやく幸運に恵まれたという報道に多くの人が喜び、「本当に良かった」「アダムさんのような人が当選して嬉しい」というコメントをインターネットに書き込んでいる。
宝くじについての考え方は人それぞれで、「まず当選することはない」「買うのはお金の無駄」という人もいる。だが当選する可能性がまったくないとは言い切れない。アダムさんのように大金を当てる夢を見てワクワクするのも、宝くじの醍醐味かもしれない。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)