車椅子使用の娘を育てる母親が激怒 「ビーチウエディング予定中の妹が憎い」
勝手なのは妹か、それとも「許せない」という姉のほうか…。
「ビーチで結婚式を挙げる」と妹に告げられた女性が、「それはひどい」「娘が出席できないじゃないの」と激怒。「そのせいで妹ともめた」という投稿に、『The Mirror』など海外メディアが注目している。
■妹が選んだ場所に絶句
海外で暮らす女性は、車椅子が必要な娘(8)を女手一つで育てるシングルマザーだ。そんな女性に妹から連絡が入り、「まもなく彼と結婚するわ」と告げられた。
しかし式の会場がビーチであると聞かされ、女性はひどいショックを受けた。ビーチでは、移動に車椅子が必要な娘は参加できないと考えたからだ。
■特別料金の支払いで激突
結婚式を挙げる場所を決める前に相談がなかったことに、女性は激怒。さっそく妹に話を聞いたところ「110ドル(約1万5,000円)を払えば、ビーチでも使える特別な車椅子を借りることができる」と言われたが、そんな大金を出す余裕などない。
困るという女性に対し、「私たちにだって、特別な車椅子を借りる余裕はないの」と妹は言葉を返した。なおこのビーチは、妹とその婚約者が出会った思い出の場所。そこで式を挙げることは、妹にとってはどうしても叶えたい夢だったようだ。
■女性に同情する声
この経緯を女性がまとめて掲示板『Reddit』に投稿したところ、「姪の出席が困難な会場を選んだ上に、ビーチ用車椅子の使用料金の支払いを拒むなんて妹さんはひどい」と、女性に同情するコメントが噴出した。
「常識や礼儀がまるでない」「あなたが動揺するのも無理はない」といった意見も多数書き込まれた。
■「これが現実」という声も
しかし女性に同情する声ばかりではない。自身の娘も車椅子が必要だというユーザーは、「(このような形で)のけ者にされるのは確かにつらいこと」と理解を示しつつ、「ただ、すべてが思い通りに進むとは限りません」「それが現実というものだと思います」と指摘した。
また「妹さんには、自分が望む場所で結婚式を挙げる権利があります」「まずは落ち着いて、妹さんたちが素敵な時間を過ごせるよう願ってあげてはどうですか」とも付け加えている。
結婚式の主役はやはり新郎新婦。ふたりの思いを最優先すべきだというユーザーのコメントは、多くの人に支持されたようだ。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)