宮崎辛麺最凶の『25辛』は蒙古タンメン中本『北極』とどちらがヤバいのか 試してみた結果…
蒙古タンメン中本『北極ラーメン』好きな記者が、宮崎辛麺店で一番辛い「25辛」にチャレンジしてみた。
日本人の国民食とも言われるラーメンには、全国津々浦々にさまざまなご当地ラーメンがある。宮崎県延岡市が発祥で県内で広く愛される「宮崎辛麺」も、かなり個性的ではあるがご当地ラーメンの1ジャンルと言っていいだろう。
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■発祥は延岡市
宮崎辛麺のルーツは、現在では北は関東から大阪、九州一円にも広く出店している『辛麺屋桝元』。誕生は1986年だという。現在では、他にもさまざまな人気店が林立し、カップ麺とのコラボ商品なども発売されている。
半透明で独特の歯ごたえがある「こんにゃく麺」も特徴のひとつ。これはこんにゃく粉でできた麺ではなく、小麦粉・蕎麦粉で作られた麺の色が、こんにゃくのようにグレーになることからそう呼ばれる。
ところで記者は、人気の激辛ラーメン店・蒙古タンメン中本なら必ず北極ラーメンを注文する激辛好きなのだが、宮崎辛麺はどれくらい辛いのだろうか。体を張って検証してみた。
■お店で一番辛い設定に挑戦
今回訪れたのは、宮崎市の繁華街・ニシタチの雑居ビル1階にある『元祖辛麺 東風屋』。こちらのお店では、辛さを1辛から25辛まで選ぶことができ、1〜3辛、4〜8辛、9〜15辛、16〜25辛でそれぞれ値段が異なる。究極の辛さにチャレンジするため、「25辛!」とオーダーした。
ちなみに、お店のおすすめは「8辛」とのこと。また、おおむね3〜15辛くらいを注文する人が多いようだ。
心配になって一応店員さんに確認してみたところ、「(25辛は)辛いですけど、辛味だけじゃない唐辛子を使っているので旨味もあって、辛いのが好きなら大丈夫だと思いますよ」とのこと。
■具材は卵とニラ
というわけで程なく着丼したのがこちら。唐辛子がたっぷり浮いたスープにふわふわの卵とニラがのったシンプルな構成だ。色的に言うと、中本の北極よりは、赤みがかなり控えめ。
激辛好きとしてはむしろ25辛にしておいてよかった…くらいだが、「底に辛いタレが溜まっているので、よく混ぜて」という。たしかに、混ぜるとブワッと唐辛子が浮き上がってきた。にんにくの香りも強烈に効いている。
■翌日も問題なし
気になる味は、しっかり辛味はありつつも、旨辛。卵と唐辛子のバランスが絶妙で、ふわふわ卵こそが宮崎辛麺の味の要なのかもしれない。蕎麦粉が入った麺は、つるつるしこしこしていて、ストレート麺にも関わらず唐辛子だれがよく絡む。やはり、25辛にして大正解だった。
ちなみに、中本の北極を食べた翌日などはトイレで苦しんだ経験がある人もいるかもしれないが、店員さんが「辛味だけの唐辛子ではない」という宮崎辛麺、25辛にしても翌日は全く問題なし。ぜひ勇気を持って激辛チャレンジしてみてほしい。
【元祖辛麺 東風屋】
住所:宮崎県宮崎市中央通7-27
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(取材・文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)