和田アキ子、盗撮に関する法整備を求める 「今や勝手に撮れるわけだから」
スマホの普及を受けた盗撮の巧妙化に、和田アキ子はさらなる厳罰化や法整備を求めている。
歌手の和田アキ子が、19日放送の『アッコにおまかせ!』(TBS系)に生出演。盗撮に関する法整備の不十分さを指摘し、厳罰化を求めた。
■112人の盗撮映像を販売
和田が声を上げたのは、112人もの女性を盗撮した男が逮捕されたという話題でのこと。男はスマートフォンを仕込んだカバンなどで女性のスカート内などを盗撮し、ネットで販売することで約1.5億円を売り上げていたという。
男はネット上の一部で「盗撮のカリスマ」と呼ばれていたと報じられているが、和田はこれに「カリスマって何でこういうときに使うの」と、盗撮犯を称えるような呼び方に不快感を示す。
■言葉を失う様子で…
また、和田は「でも、申し訳ないけど、やった奴が一番悪いんだけど、買う人いるから1億5千万も…」「だから、自分がやんないで買って、自分は何も関係ないみたいにしてるんでしょ?」ともコメント。
盗撮映像を販売していた容疑者だけでなく、購入していたユーザーにも「いやもう…」と言葉を失う様子で不快感を示した。
■法整備の不十分さで微罪に?
しかし、テレビでも活躍する菊地幸夫弁護士によると、盗撮を取り締まる法律はないため、各都道府県の条例を適用するしかないとのこと。
また、盗撮映像の販売を取り締まる法律もなく、名誉毀損などが適用されるため、両方で有罪でも懲役1年・執行猶予3年ほどに留まるという。
■盗撮が容易な時代を受け…
これを聞いた和田は「法律がないからでしょ?」とすると、「昔、盗撮って、難しいって言ったら変だけど、今ってスマホでね」「すぐ見つかって注意とかあったけど、今や勝手に撮れるわけだから」と指摘。
盗撮が容易な時代になったことから、「法律でなんか決めてもらったほうがいいと思う」として、さらなる法整備や厳罰化を求めた。
直後、現在の法制審議会で法整備の動きがあることが伝えられると、これにもうなずきながら賛同を示している。
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(文/Sirabee 編集部・玉山諒太)