中畑清氏、ダルビッシュに学ぶ大勢に期待 山本由伸のフォーム改造に不安も
侍ジャパンのキャンプ地・宮崎に中畑清氏が登場。選手の現状について語った。
横浜DeNAベイスターズ初代監督で、2004年のアテネ五輪ではヘッド兼打撃コーチとして長嶋茂雄監督に代わって指揮をとった野球解説者の中畑清氏が、19日、侍ジャパンのキャンプ地・ひなたサンマリンスタジアム宮崎を訪問。トークショーが行われた。
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■ダルに学ぶ大勢
17日にキャンプインして、この日が3日目の練習となる侍ジャパン。
投内連携の守備練習などを見た中畑氏は、「選手たちの緊張がほぐれて、だいぶ声が出るようになってきた。もともと山川や牧など声を出すタイプの選手がいるが、よい雰囲気になってきている」とチームとしての一体感が生まれつつある様子を評価した。
また、チーム最年長・36歳ながらパドレスと6年契約を結んだエース・ダルビッシュ有について、「(巨人の)大勢が、ダルビッシュの一挙手一投足から盗んでやろう、といつもじっと見ている。大勢も今回、抑えで結果を出すのではないか」と期待を込めた。
■山本のフォーム改造に言及
投手陣の柱としては、山本由伸の名前を挙げた。WBC東京プールの開幕を来月に控えた状況で、現在フォーム改造に取り組んでいる山本。2年連続沢村賞・ベストナインに選ばれていながら投球フォームをいじることについて、中畑氏は「ちょっと不安だけど」と本音も。
しかし、「山本は不安を払拭するためのフォーム改造だと言っている。新しいフォームでWBCで活躍する姿を見たら、ファンの皆さんは歴史の目撃者になるかもしれない」と語った。
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(取材・文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)