「デート代払わない男性」がネットで物議 昭和、平成、令和の“20代”はどう見たか

ネットで物議を醸した「デート代は男女どっちが払うか」論争。20代、40代、60代で意見はちょっと違うようで…。

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セクシー女優の深田えいみが12日にツイートし物議を醸した「デート代は男女どちらが持つか」問題。なかなか答えが出ない永遠のテーマだが、昭和、平成、令和で20代を迎えた人たちはどう感じたのか。正直な見解を聞いた。


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■ツイートは直後に「削除」

「デート代、なんで男が払わなくちゃいけないのって言葉 女性はそのデートの為に準備して洋服、メイク、美容代も入ってると思う 全部安くない」とつづり、デート費用を男女どちらが負担すべきか問題提起した深田。

その上で「可愛いって言って欲しくて、その為に凄く早起きして準備してる それを考えた上で、女性に出してあげて欲しいって思う!」と自らの考えを明かしたが、その後批判の声が集まり、投稿は削除されることになった。

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■「おごるのは当たり前」な60代

デート相手におごるもおごらないも、もちろんその人の判断次第だが、どうも世代によってその温度感と慣習は違っているようにも思える。そこで、昭和の時代に20代を迎えた60歳、同じく平成に20代を迎えた40歳、そして令和に成人を迎えた20歳の3世代に「デート代は男女どちらが持つべきか」聞いた。

まず60代の男性。「僕の若い頃は、女性の年収は男性に比べると格段に低い時代。同級生の女子はみな20代で結婚して専業主婦になるケースが大半でした。なので、たいていは男性自身が『おごるのは当たり前』と配慮していた時代だったのかなと思います」と20代を振り返る。

60代女性は、深田の投稿については少し理解を示しつつも「私達の頃は、料理教室に通ったりして『花嫁修行』する女子が多かった。自己投資にもお金がもっとかかっていたんです。みんなご馳走してくれましたが、逆に出そうとすると男性のプライドを傷つけるのではないかとハラハラしていた記憶がありますね」と懐かしがる。


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■「相手の年齢を考慮する」40代

続いて、W杯日韓大会時に20歳を迎えた現在40歳の男性は、「もちろん男性が全額払うべきだと思っています。そもそも割り勘なんていってたらモテない(笑)。ただ女性側から『男性が支払うのが当然』とドヤ顔でいわれたら嫌ですね」と持論を展開する。

「デート相手が年下だったら100%支払って、もし年上だったら7対3くらいで多く支払ってました。学校の先輩や会社の上司にもそう教え込まれていたので、それが『レディーファーストってやつか』くらいに思ってましたね」と、60代の考えには近いものの、若干男性側の負担額が軽減されている印象だ。


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■「誘う側が負担すべき」と20代

最後に20歳。まず男子側だがまだ学生とあって手持ちがシビアなためか、「誘ったほうが払うべきだと思ってます。男性からの『飲みにいこうぜ』というアプローチなら男性が支払い、女性が『○○にいきたーい』ってなったら女性が負担。そっちのほうがわかりやすくないですか?」と、新たな意見。

20代女子も「同意見です。私が行きたい場所だったら私が出します。一方で、誘われたのに割り勘だと『こいつケチだな』って思いながらニコニコして過ごします。本人には言わないけど、二度とコイツとデートしないとジャッジできる。逆におごられまくっても、見返りを求められそうで嫌」とかなり現実的な判断をしている。

番外編だが記者の友人である40代のアキバ系“バキ童”男子に聞いたところ、「デート体験がないので、おごるもおごられるも経験がない」との回答。青春時代、恋愛シミュレーションゲーム『ときめきメモリアル』でイメトレを続けてきたが、「あのゲームにはお金の観点がなかったので、デートは繰り返しましたが、どっちが負担すべきかなんかは考えたこともなかった。ただ『同級生』シリーズにはお金の視点があって、飲食費を私が支払ったりしました」と答えてくれた。

上記はもちろん各世代の一部意見に過ぎないが、年代によって、時代によっておごる、おごらないの思考はだいぶ異なるようだ。

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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤

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