バレンタインチョコ貰った中3男子、その後の行動に驚き… 「12年越しの転生」が話題
バレンタインにチョコレートを貰った中3男子。その容器が12年の時を経て「驚きの変身」を遂げ、話題を呼んでいるのだ…。
バレンタインから2日経過したが、渡しそびれや貰いそびれたチョコレートはないだろうか。
なお現在ツイッター上では、中学3年生男子に手渡されたチョコの「感動的な進化」に、称賛の声が寄せられているのだ。
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■12年の時を経て…
今回注目したいのは、石川県に本社を構える農業法人「有限会社安井ファーム」公式アカウントが投稿した1件のツイート。
「バレンタインの思い出」というハッシュタグが使用された投稿には「中3の時、バレンタインデーにクラスメイトの女の子からチョコレートをいただいたのですが、その箱を12年間大事に取っておき、プロポーズの時にダイヤのネックレスを入れて本人にお返ししました。(中の人)」と、非常にドラマチックなエピソードが綴られていたのだ。
ツイートには件の箱とネックレスが写った写真も確認でき、投稿全体から「尊み」が感じられる…。
■「チョコが溶け出した!」
こちらのエモすぎるエピソードは多くの人々の心を震わせ、投稿から1日足らずで2万件近くものRTを記録。
他のツイッターユーザーからは「甘酢っぺぇー!」「素敵なエピソードをありがとうございます…」「アニメのストーリーとかでなく、リアルでですか!?」「良い話すぎてチョコが溶け始めました」などなど、驚きが入り混じった称賛の声が多数寄せられていた。
そこで今回は「12年越しのプロポーズ」の詳細について、安井ファーム担当者に詳しい話を聞いてみることに。
■もうこれ、ドラマ化すべきだろ…
ちなみに安井ファームは度々ブロッコリー関連のツイートでバズりを見せており、Sirabee編集部でも過去にブロッコリーの取材を数度行なっていた。しかし、いつも気さくに応じてくれた担当者に、このような激エモエピソードがあったとは、完全に初耳である。
話題のツイート投稿の経緯について、担当者は「当アカウントでは日頃、ブロッコリーに関する内容を淡々と投稿しておりますが、少しでも安井ファームという会社を身近に感じていただければとの思いから、この度は個人に寄せたエピソードを紹介させて頂きました」と説明。
また「バレンタインの思い出というワードからはほろ苦い思い出が連想されがちですが、中にはこのような例もあるということで、誰かの勇気に繋がれば幸いに存じます」と、何とも粋なコメントを寄せてくれたのだ。
なお、チョコを貰った中学3年生当時、両者の関係は「仲の良いクラスメイト」だったそう。担当者は「当時放送していたドラマの話題でよく盛り上がっていたと思います。それでも、このようなエピソードができるくらいにはお互い多少なりとも意識していたのかな、とは思います」と振り返っていた。
チョコの箱を12年もの間保管していた件については、本人が物を捨てられない性分であったことも関係しているようだが、「それでも多少なりとも妻のことを意識していたからこそ、箱がこうして現在まで残ったのだと、結婚した今は思っております」とのコメントが寄せられ、回答の1つ1つが致死量級の尊さである。
■安井ファーム、それにしてもノリノリである
チョコを貰ってから数年後、社会人になってからの帰省をきっかけに交流・交際が始まり、楽しい時間を共に過ごし、苦しい時間を共に乗り越える中で2人の絆が育まれ、自然と結婚を意識していったそう。
そして運命のクリスマス・イヴに、思い出の箱からダイヤのネックレスを取り出し、一世一代のプロポーズ。2人は見事ゴールインし、その後は子供にも恵まれ、ブロッコリーのツイートはバズり…と、幸せな日々を過ごしているのだ。
なお、バレンタインには「生チョコいちご大福」を貰うのが恒例となっているそうで「妻は私にとって、世界一のパティシエですね」というコメントも得られ、記者の口からは「取材にご協力頂き、ありがとうございます」ではなく「ごちそう様です」が飛び出してしまった。
前出の通り、安井ファームは「プロポーズ」と微妙に似ているようで似ていない「ブロッコリー」のプロであり、栽培面積ベースにおいては、石川県産ブロッコリーの約3割を1社単独で担っているというから驚き。
2019年(令和元年)度の「農林水産祭」においては農地活用や人材育成などが評価され、園芸部門で内閣総理大臣賞を受賞。評価を受けたブロッコリーは大嘗祭において、明治神宮にも奉納されたという。
…と、ここで記者が油断した隙に「一部で妻も関わった、前代未聞のブロッコリーに特化したレシピ本『日本一バズる農家の健康ブロッコリーレシピ』もおかげさまで好評発売中です」とのコメントが飛び出し、公私の枠に収まらない「ベスト夫婦」であることが改めて感じられたのだ。
しばらくの間は、ブロッコリーを見るだけで幸せな気分になれそうである。