子供の学習教材、中身見た親たちが目を疑う 「殺伐とした正体」が話題に…
見ているだけでエモい気分になれる「さんすうせっと」を発見。しかしその内部の光景に、ツッコミの声が寄せられており…。
「大人のお子様ランチ」なるメニューが人気を博したように、社会に磨耗された大人たちは心のどこかで「子供時代に戻りたい」と感じているもの。当時を連想する思い出の品を目にし、エモい感情に襲われた経験はないだろうか。
現在ツイッター上では、懐かしの教材の皮を被った「とんでもない品々」が注目を集めているのだ…。
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■この学習教材、何かがおかしい…
今回注目したいのは、ツイッターユーザー・なるみさんが投稿した1件のツイート。
「大人用の”さんすうせっと”作った」と、意味深な1文が綴られた投稿には、小学校の「算数」授業時に使用した懐かしの「算数セット」の写った写真が添えられている。
見た限り、何の変哲もない学習教材なのだが…驚きなのはその中身。「かぞえぼう」と書かれたケースには麻雀の点棒、「おはじき」のケースにはルーレットのチップが入っており、数を数える際の「ブロック」と思われた物体は麻雀牌であることが判明したのだ。
■「不意打ちすぎる」とツッコミの嵐
こちらのインパクトあふれる光景は多くの人々に衝撃を与えており、件のツイートは投稿から1日足らずで2万件以上ものRTを記録。
他のツイッターユーザーからは「四則演算以外も学べるじゃん」「『うわ、懐かしい!』という気持ちを返してほしい」「中国語の教材も混じっているような…?」「あまりに不意打ちすぎる」といったツッコミの声が多数寄せられていたのだった。
ツイート投稿主・なるみさんに詳細を尋ねたところ、こちらのパッケージ、並びにケースのシール等はフリー素材を使用して製作したものと判明。
また、ギャンブルに疎い記者は「かあど」の正体がサッパリ分からなかったのだが、こちらに関しては「パチンコ屋で玉と交換できる『特殊景品』と呼ばれる謎の板です」と、大人の事情を感じさせる回答を寄せてくれた。
■算数セットを「初めて聞いた」という親も
…と、今回のツイートを見て改めて疑問に感じた点が「算数セットはまだ現役なのか?」という点である。
ミドサー世代の記者は小学校低学年時に算数セットで学習した記憶があるのだが、こちらの経験有無は世代だけでなく、地域によっても異なる模様。
というのも、今年春に小学校入学を控えた子供のいる、埼玉県某市に在住の編集部員からは「学校説明会で持って帰ってきたばかり」というコメントが得られた一方、神奈川県某市の編集部員からは「子供は一切使用していない」「というか人生で初めて『算数セット』というワードを聞いた」とのレスポンスが見られたのだ。
地域によってはいまだ現役である算数セットだが、その知名度についてもいつか調査してみたい。