ドリンク2杯に59万円払うはめになった夫婦 「クレカのレシートは捨てずに確認を」
いったん支払いを済ませる必要があり、一家は妻の故郷への帰省を泣く泣くキャンセルした。
レシートを持ち帰り、しっかり家計簿を付けている人がいる一方、レシートをよく見ないまま、その場で捨ててしまう派もとても多い。ある男性は、レシートを注意深く確認しない癖ゆえに、とんでもない事態に巻き込まれるところだったという。アメリカの『NEW YORK POST』や『MSN』が報じている。
■金額にあまり注意を払わず…
アメリカ・オクラホマ州に住む4児の父親ジェシー・オーデルさんは1月7日、近くのコーヒーチェーン『スターバックス』を訪れた。
そこで妻のディーディーさんのアイスコーヒーと、自身のキャラメルフラペチーノを注文したジェシーさん。会計の際、店員の声にあまり耳を傾けることなく、クレジットカードで支払いを済ませたという。
■ドリンク2杯になんと59万円
夫妻は続いてスーパーマーケットで買い物をし、同じクレジットカードで決済をしようとしたところ、なぜか使用不可に。カード会社に連絡すると、使用限度額を超えたからだと言われたそうだ。
ディーディーさんは慌ててスターバックスのレシートを確認。するとドリンク2杯の合計は約10ドル(約1,300円)のはずが、チップとして4,444ドル(約58万円)も加算されており、総額は約59万円にもなっていたことがわかった。
■すぐに返金されず旅行をキャンセル
夫妻は、スターバックスのカスタマーサービスに連絡。ところが店の従業員は「お客様が4ケタもの高額のチップを入力してくれた」と言って譲らず、警察が介入する事態となった。
ジェシーさんはそれを強く否定し、ついに返金手続きに入ったものの発行された小切手にスペルミスがあり、再発行に多くの時間がかかると言われた。クレジットカードが使えない不便もあり、ふたりはいったん59万円の支払いを済ませることに。ディーディーさんの故郷タイへの家族旅行を泣く泣くキャンセルしたという。
■「会計の際には一層の注意を」
その後、夫妻はお金を取り戻したが、レシートを受け取ったときに金額が正しいかを「確認しない」癖がついていたことを猛省。世間の人々にも、従業員の言葉を用心深く聞く心掛けと、レシートの確認を怠らないよう注意喚起を促した。
キャッシュレスが進む現代では、今回のようなミスが起きても、返金がスムーズに行われない場合がある。消費者がその場で気付いて指摘することが何より肝心だという。
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)