両親と息子3人が交通事故で即死 高校男子バスケの試合会場に向かう道中で…

日本でもスポーツ少年団や学校の部活動には、車を利用しての遠征が付き物だが…。

2023/02/11 17:30

交通事故・車

中学や高校で部活動を頑張っているわが子に対し、「試合には車で送迎し、自分たちも応援する」という親も多いだろう。くれぐれも安全運転を心がけてほしいものだ。

しかしアメリカ・ミシガン州で悲劇的な事故が起きたことを、『Live5WCSC』『WLUC-TV』などが報じ、『PEOPLE』も紹介している。


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■大型トレーラーが正面から

事故は1月27日、ミシガン州デルタ郡のガーデン・タウンシップで起きた。現場は国道2号線のフィッシュダム川近くで、コントロールを失った大型トレーラーに正面衝突されたSUV車が大破した。

この事故でエスカナーバ市のジェリー・ウィーバーさんと妻のタラさん、そして高校生の息子の3人が即死した。息子がバスケットボールの試合に出るため、会場に向かう途中だったという。

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■愛されていた一家

その後に行われた一家の葬儀には、地元の人を中心に何百名もの弔問客が訪れた。ウィーバーさん夫妻は人柄もよく、3人の子供を育てる仲睦まじい夫婦として誰からも愛されていたという。

残された2人の子供たちを案じる近隣住民のイアン・バレンタインさんは、葬儀代の助けになればとクラウドファンディングを設定。すると、あっという間に日本円にして2,800万円を突破した。


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■遺児をコミュニティで支援

バレンタインさんは、メディアの取材に「2人のお子さんたちは悲しみに打ちひしがれており、なんとしてもその状況から救い出してあげたい」と話す。

さらに「まだまだ人生は長いです。不安や心配事があればそれを和らげ、癒やし、彼らがこのコミュニティで安心して暮らしていけるよう、集まったお金で支援していきたい」と強調した。他の住民も、さまざまな場で募金イベントを開催している模様だ。


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■どの子の命も大事だからこそ…

日本のスポーツ少年団や学校の部活動でも、練習試合から大会出場まで、車を利用しての遠征は付き物だ。頻繁な場合「保護者が代わるがわる車を出し、1台に複数の部員を乗せよう」と提案する人もいる。

だが、よその子供を乗せていて死傷事故に巻き込まれた場合、金銭面の補償だけでは済まず、地域内の人間関係に深刻なひずみが生じてくる。アメリカでは「よその子は乗せない」という親がほとんどだという。

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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ

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