EXIT兼近、相次ぐ迷惑行為の抑止に思案 「僕が発信してくっていうのも…」
EXIT・兼近大樹が、迷惑行為に過剰な非難をする人の考え方に指摘。“想像力”が欠けていると推測した。
お笑いコンビ・EXITの兼近大樹が、9日放送の『ABEMA Prime』(ABEMA)に出演。相次ぐ迷惑行為への過度な非難が起きることに私見を明かした。
■周囲が巻き込まれる被害も
回転寿司チェーンの利用客やコンビニのアルバイトが起こした迷惑行為がネット上で拡散され話題となっているが、非難が集まる中、当事者の通う学校や職場が特定され、電話が殺到しているという。
職員などにも非難や誹謗中傷の言葉が送られ、迷惑行為と関係のない人が巻き込まれているそう。番組はこの過剰なバッシングを取り上げ、その問題点などについて議論が行われた。
■“想像力”の欠如を指摘
兼近は、迷惑行為への非難に注力する人について、「誰も知ろうとしてないんですよね、1人1人の背景を」と、当事者が行動に至る過程を考えていないと指摘。
正義感を持って叩く人が続出しているが、「『こいつを潰せ』で終わっちゃだめで、『なぜその人はそういうことをしたんだろう』までをみんなで考えてあげる」ことまでしないと、迷惑行為をなくすための根本的な解決にならないと考える。
安易に攻撃する人が多くいる現状を「想像力が、全員が欠如しちゃってる状態だと思うんすよね」と俯瞰し、「そこ(迷惑行為の背景)を考えようとしか言いようがなくて、考えることでしかこういうのってなんともならない」と、迷惑行為を防ぐためにはその背景までを考えることが重要だと主張した。
■兼近「知らせていく以外ないんだろうな」
さらに、これから同様の事態を起こさないためは、今回のような騒動を「知らせていく以外ないんだろうな」と考える兼近。
自身が10年ほど前に逮捕された過去を最近になって掘り起こされたことに触れ、「僕が発信してくっていうのも手なのかなというか。『ずっと残るよ』って」と発言。自らの例を用いて、過去の失態が大きな影響を呼ぶと訴えかけていく想いを覗かせた。
・合わせて読みたい→EXITりんたろー、サッカーW杯の選手批判に辟易 「炎上してるときに…」
(文/Sirabee 編集部・栗原コウジ)