カイロを貼る時、「ある部分」に付けるだけで… いつもの倍暖かくなった
まだまだ寒さが続き、カイロが手放せない。カイロの正しい貼り方とは…。
立春が過ぎて、暦の上では春になったが、まだまだ寒い日が続く。外を出る時はカイロが手放せないという人も多いはず。
カイロを貼る際、付ける位置は意識したほうが良さそうで…。
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■カイロが手放せない
1月下旬、10年に一度の”最強寒波”が日本を襲った。寒波が過ぎって1週間以上経つが、まだまだ気が抜けない。
10日金曜日には東日本や西日本を中心に気温が低下する可能性があり、東京では雪が降るという予報も…。外出する際、カイロが必要になりそうだ。
今さら説明不要であるが、カイロの中には「貼るタイプ」があり、衣服に貼ることで効果を感じることができる。ただ、カイロを貼っても今ひとつ寒さが解消されない人もいるかもしれない。
■貼り分けることが大切
使用時に効果的な部位はあるのだろうか。「桐灰カイロ」でおなじみの小林製薬にこの疑問をぶつけたところ、身体で冷えを感じる部分によって貼り分けたほうがいいとのこと。
お腹の中から寒く感じる場合はお腹と腰2枚の「はさみ貼り」、下半身の寒さには腰3枚の「うさぎ貼り」、全身の寒さには背中と腰の「2枚貼り」が効果的だという。「はさみ貼り」と「2枚貼り」はこれまでに実践した人も多いかもしれないが、「うさぎ貼り」は正直、初耳である…。
■「うさぎ貼り」の効果は…
くしくも今年2023年は卯年で、うさぎを象徴する1年となる。「うさぎ貼り」について詳しく聞いてみることに。
「腰の部分に、普通サイズのカイロを横向きに1枚、その上にミニサイズのカイロを縦方向に2枚貼るという貼り方です。ウサギの頭のような形になるので『うさぎ貼り』と呼んでいます」(小林製薬)。
たしかに、縦に貼ったカイロがうさぎの耳のように見える。こちらの効果について尋ねると、「背骨をくるむように走る大きな筋肉を集中的に温めるので、下半身の冷えに効果的です」(前出・小林製薬)とのことだった。
実際に試してみたところ、腰だけでなく、不思議と太ももなど下半身全体が普段の倍暖かく感じた。下半身が寒い時、どこに貼ればいいか分からなかったが、こんなに効果があるとは…。
■目的に合わせて選択も…
さらに、前出の小林製薬は「足先用などの部位別もありますので、目的や用途に合わせて使い分けをおすすめします」というコメントも寄せてくれた。まずは、身体のどこが寒く感じるか認識することが大切なのだろう。
特に足元が寒く感じる場合は先述した「うさぎ貼り」に加えて、靴下に貼るタイプも合わせるなど、アレンジするのもありだ。まだまだ寒い日が続くが、自分に合ったカイロの貼り方で乗り切ってほしい。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)