「甘えん坊すぎる」と保護施設に送り返された猫 理解ある新たな家庭へ

人間が大好きな猫が、ようやく理想的な飼い主に恵まれた。

猫

犬は人間が大好きでベタベタしてくるけれど、独立心が旺盛な猫であれば手もかからない。そう考えた人物に引き取られた猫が悲しい思いをしたこと、しかし「甘えてもいいよ」という新しい家族に引き取られるまでの経緯を、『People』などアメリカのメディアが伝えた。


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■“猫らしい猫”を望んだ家族

アメリカ・ニュージャージー州の動物保護施設で生活していた猫のブルーノは、少し前にある女性に引き取られた。女性は娘と二人暮らしで、猫を飼った経験はゼロ。在宅で仕事をしているが、猫なら手がかからないと考えていたようだ。

しかしブルーノは甘えん坊で、女性が仕事をしていても膝に飛び乗りじゃれついてくる。夜も娘のベッドに入り甘えるため、女性は「可愛い」と思えなかったようだ。

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■1週間で施設に逆戻り

新たな家族と幸せに暮らすはずが、たった1週間で施設に送り返されてしまったブルーノ。これにショックを受けたらしく、施設職員たちに寂しそうな様子を見せることが多くなった。

「このままでは、あまりにもかわいそうだ」と考えた職員がSNSを更新し、“猫らしくない猫”であるブルーノのこれまでについて投稿。それが想像以上に大きな反響を呼んだ。


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■「飼いたい」という人が続々

投稿を見た多くの人がそれをシェアし、数百ものコメントを書き込んだとのこと。また50人以上が「ぜひ飼いたい」「家族として迎えたい」と申し出て、施設職員たちを喜ばせた。

その後、職員たちは「めちゃくちゃ甘えん坊の猫を引き取りたい」という候補者をピックアップ。ブルーノは、その後ほどなくして優しい人に引き取られたそうだ。


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■意外な“ブルーノ効果”に歓喜

人にべったりのブルーノが話題になったことで、この動物保護施設も多くの人に知られる場所に。その後も続々と「猫が欲しい」という人たちが訪れ、多くの猫が新しい飼い主に出会い引き取られたそうだ。

職員のひとりは新聞社の取材に応じ、「みなさん、ブルーノに会うためにわざわざ施設に来てくださったのです」「そのおかげで施設のほぼすべての猫が新しい家族に恵まれました」と明かした。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

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