パトカーにはねられ女子大学院生が死亡 「刑務所に送るべき」と怒りの声も
夢が叶う前に、悲しい結果に…。遺族の悲しみは深い。
いつか成功することを夢見て留学し、勉強に打ち込んでいた外国人留学生。その生命が一瞬で奪われていたことを、『New York Post』などアメリカのメディアが伝えた。
■母のサポートで留学
インド出身のジャーナヴィ・カンドゥラさん(23)は、アメリカ・シアトルの大学で修士の学位取得を目指す大学院生だった。
実家で暮らす母親は小学校教師として働いているがシングルマザーで、経済的なゆとりはなかったようだ。それでもジャーナヴィさんの将来を考え、しっかりした教育を受けさせるべきだと決心。「アメリカで勉強してきなさい」と背中を押したのも、愛情あふれる母親だった。
■突然の事故で死亡
しかし1月23日のこと、通りを歩いていたジャーナヴィさんが猛スピードで走るパトカーに轢かれる事故が発生。重傷を負ったジャーナヴィさんはすぐに近くの病院に搬送されたが、そこで死亡を宣告された。
パトカーを運転していた警察官については、「氏名など個人情報は伏せられている」「解雇もされていない」と一部メディアが伝えている。
ジャーナヴィさんの突然の死についてメディアの取材に応じた遺族は、「大変なショックを受けています」「心にぽっかり開いた穴はふさぎようがありません」とコメントした。
■警察は「悲劇」と声明
警察は、この件について「関わるすべての人にとって悲劇です」「心よりお悔やみ申し上げます」と声明で発表。しかし事故そのものについては「調査中」とのみ語り、詳細は明かさなかった。
大学も亡くなったジャーナヴィさんについて「素晴らしい学生であり、明るく快活な人物でした」と述べ、このような形で若くして旅立った故人を悼んだ。
■厳しい声も噴出
事故を目撃した人物は、「(事故を起こした)警察官が気の毒でたまらないんです」「どんな気持ちか想像もできません」「本人もとても取り乱していました」とコメントしている。
しかしインターネットには「どう考えても警察がやりすぎ」「猛スピードで走るのは本当にやめてほしい」「仕事中とはいえ人を死なせた以上、刑務所に送るべきだと思う」といったコメントが多数書き込まれている。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)