北国で見つけた落とし物、尋常でないオーラに目を疑う… 「勇者の落とし物」と話題
雪が積もったスペースで、唯一無二すぎる落とし物を発見。「伝説の落とし物」と話題になっているのだ…。
「伝説」や「レジェンド」といった称号は、いつの世も人々の注目を集める存在。これらの称号を冠した人物の中には、圧倒的なオーラを放っているケースも珍しくない。
なお現在ツイッター上では、屋外にて発見された「伝説の落とし物」が話題となっていることをご存知だろうか。
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■「勇者さん」へのメッセージ
今回注目したいのは、新潟県新潟市にある食堂兼カフェ「古町ぺんぎん商店」のアカウントが投稿した1件のツイート。
こちらの投稿には「本日朝オープンの際に店舗の前にかっこいい剣が刺さっておりました。店舗にて1週間保管してますので、どちらの勇者さんか分かりませんが、お心当たりございましたら取りにいらしてください」と、意味深な呼びかけが綴られていた。
「かっこいい剣」「勇者」など、およそ日常では使用されないフレーズが並んでいるのが気になったが…投稿に添えられた写真を見て、思わず納得。
写真の中では、まさに「伝説の剣」の風格を纏った1本の剣が、雪中に深々突き刺さっている姿が確認できたのだ。
■「剣を抜いたスタッフ=伝説の勇者」説
童話や小説、漫画、ゲームを問わず、多くのファンタジー作品において伝説の剣といえば、やはり「地面に刺さっている」のがお約束。基本的に「勇者のみが抜くことができる」という言い伝えがあり、ベタな場合は「村一番の力持ちでも抜けなかった」などのエピソードが付随する。
今回話題となった剣はそのデザインは勿論だが、「地面に刺さっている」という点で「伝説ポイント」が非常に高く、ツイッター上で大いに注目を集めているのだ。
前出のツイートは投稿から1日足らずで2,000件以上ものRTを記録しており、他のツイッターユーザーからは「使命を果たした勇者が置いていったんだろうか…」「これを抜いたスタッフさん、伝説の勇者なんじゃ…」「お店のネタかと思ったらマジだった」など、反響の声が続出している。
ちなみにこちらの剣は、人気漫画『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』のグッズ「BIGウェポンフィギュアコレクション ~ダイの剣~」と思われ、元ネタを知っているユーザーからは「再び勇者が帰ってくる、その日まで…!」「ダイは生きてる!」「この剣の下にダイが…?」といったノリノリなリプライが寄せられていた。
■この店、伝説が多すぎる…!
どういった経緯でこちらの剣を発見したのか、話題のツイートを投稿した「古町ぺんぎん商店」に詳しい話を聞いてみることに。
担当者は、当時の様子について「店の前に除雪して作った雪の山があるのですが、店をオープンしようとドアを開けたら剣が見事に刺さっていたので『小さい子供が勇者ごっこをして忘れていったのかな…』と思いました」と振り返っており、状況を想像すると相当にシュールである。
かなり目につく状況ではあるものの「店の前に刺さりっぱなし」という状態を考慮し、一旦引き抜いて店頭で預かることに。併せて、持ち主に向けたメッセージの貼り紙を入り口に掲出したというのだ。店側の思いが届き、早く持ち主が見つかることを願うばかりである…。
なお、古町ぺんぎん商店は「上越系とん汁」の専門店で、こちらの味も伝説級。
とん汁メニューの魅力について、同店は「新潟県産食材とブランド豚の越乃黄金豚をたっぷり入れ、玉ねぎの水分のみでスープを作っているので、とん汁とは思えない濃厚さが特徴です」と太鼓判を押しており、さらには「新潟市内唯一の上越名物とん汁ラーメンが食べられるお店としても人気ですね」と、耳寄りな情報を寄せてくれたのだ。
そしてやはり特筆すべきは、伝説の剣を難なく引き抜いた「伝説のスタッフ」が勤務している点だろう。ぜひ新潟市内を訪れる際は、伝説の剣を抜いた伝説のスタッフがいる伝説の「古町ぺんぎん商店」で、伝説のとん汁を味わってほしい。
【店舗詳細】
「古町ぺんぎん商店」
新潟県新潟市中央区一番堀通町513-4
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)