超人気シェフの「簡単レシピの作り方」がスゴすぎた 毎回美味しい理由とは…
いま料理界でもっとも多忙かつアツい鳥羽周作シェフ。彼の作る大人気レシピの秘密とは…?
ミシュランガイド東京2020から4年連続一つ星店「sio」のオーナーで、複数の飲食店をプロデュースする敏腕経営者というだけでなく、旅館のリブランディングや外食チェーンの料理監修も務める、いまもっとも料理界で多才で多忙かつアツい人物・鳥羽周作シェフ。
鳥羽シェフはメディアへの出演も多く、自身のYouTubeチャンネル「鳥羽周作のシズるチャンネル」は、約45万人(2023年2月3日時点)の登録者を持っており、数日おきのペースというかなりの頻度でレシピ動画を投稿している。
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■鳥羽シェフはどのようにレシピを作っている?
そのレシピは誰でも作れるぐらい簡単で絶品と毎回評判なのだが、鳥羽シェフはどのような流れでレシピを作っているのだろうか? 実際の動画撮影時を取材すると、驚きの事実が判明したのである。
鳥羽シェフの動画を毎回見ているファンは、鳥羽シェフの陽気な性格から「シェフが思いつきで作っている」と想像するだろう。それは半分正解で、半分間違いだったのだ。
■レシピの製作工程を簡単に説明
レシピの製作工程を簡単に説明すると、まず鳥羽シェフが「これは絶対美味しい!」と思った料理のイメージを動画制作チームへ具体的に伝え、チーム内でシェフのレシピイメージを実際に調理してブラッシュアップする。
その後、シェフが仕上がりのチェックを行って最終的なレシピを固め、動画の撮影に入る。つまり、料理初心者でも簡単に作れるレシピながら、制作は一流レストランのレシピ作りとほぼ変わらない流れになっているのだ。
■自然に料理の経験値が上がるシステム
また、鳥羽シェフのレシピがスゴいところはそれだけではない。シェフのレシピには「基礎となる工程」が含まれており、その部分をこなすことで、自然に料理の経験値が上がるシステムになっている。
たとえば、麺茹でから味付けまでひとつのフライパンで行う「ワンパンパスタ」や、チャーハン、ピラフなど多くの米料理に使える「万能米」があり、料理のベースとして間違いない味付けがそこでできる。その基礎となる工程さえ覚えたら、自分好みの具材を入れるなどのアレンジを考えられるようになるのだ。
これは、ミシュランを獲得した飲食店を作っただけでなく、多くの人が食べるチェーン店のメニュー監修など、さまざまな価格帯で食事をする人、さまざまな環境で調理をする人の視点を持っているからこそできる芸当だと言えるだろう。
■鳥羽シェフの活躍に超期待
さらに、鳥羽シェフのレシピは完全な料理初心者以外にも、ある程度料理のスキルがある人であれば素材の甘味や塩味を同程度に調整することで、とても美味しいアレンジレシピを考えることができる。
調理師免許を持つ記者は「万能米」の醤油を同程度の塩分濃度を持つトマトケチャップに、サラダ油をバターに変えて作ることで、いままでで一番美味しいオムライスのベースとなるケチャップライスを作る事ができた。
鳥羽シェフの天才的な発想・技術・視点と、制作チームの努力により生まれる珠玉のレシピは、これからも世の中に美味しいを増やし続けていくことだろう。
鳥羽シェフが今後どのような活躍をするのか? 美味しい物が好きな人はシェフのSNSやYouTubeをフォローしチェックしておくと、毎日の幸せが増えること間違いナシである。
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(取材・文/Sirabee 編集部・熊田熊男)