一人で子育て奮闘中の父親に救いの手 「スーパーで親切な若者に救われた」
ある優しい若者が、救いの手を差し伸べた。
悲惨なニュースが溢れるなか、とても素敵な出会いに心を癒やされたという父親。その経験談を、『North Wales News』など海外メディアが紹介している。
■子連れでスーパーに
イギリス・ウェールズで暮らすロイ・ヒルトン・ジョーンズさんは、一人で子供を育てるシングルファザーだ。
そんなロイさんが、少し前に娘を連れて買い出しに行くことに。スーパーマーケットに到着したロイさんは、娘の弁当に入れる物をいくつかカゴに入れてレジに向かった。
■財布を忘れていた男性
いざお金を払おうとしたとき、ロイさんは財布を家に置いてきてしまったことに気づいてハッとした。そこで娘に「商品はレジの横に置かせてもらって、家に財布を取りに帰ろう」と伝えたロイさんに、後ろに並んでいた若者が「僕が支払います」と声をかけた。
驚いたロイさんは、「いいんです、僕の家はここから数分の場所ですから…」「ご親切に感謝しますよ、でも大丈夫」と答えて駐車場に戻った。
■店員に呼び止められ…
車に乗り込んだロイさんは、店の入り口から手を振りながら走ってくる店員に気づき、車に乗ったまま近寄って窓を開けた。
すると店員が「他のお客さまが支払いを済ませました」と説明。先ほど後ろに並んでいた若者もロイさんの車に近寄り、ロイさんが買おうとしていた品々をさっと差し出した。
「お金はお返しします」というロイさんに、若者は「いいんです」「（僕にお金を返すのではなく）誰か他の人に親切にしてあげてください」と伝えて感動させたという。
■若者の言葉に感動
この日の出来事をメディアに明かしたロイさんは、「今朝も、『世界が終わる』『災害に見舞われる』といった暗いニュースを見ました」「だからこそ、この話を公表したいと思いました」とコメント。経済的にも苦労しながら子育てしているため、とてもありがたかったと話している。
一人で子供を育てることは、想像以上に大変で孤独に感じることもあるだろう。そんなときにふと人の優しさと思いやりに触れ、ロイさんはとても嬉しく思ったようだ。
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（文／Sirabee 編集部・マローン 小原）
