ハードオフで出会ったゲーム、アラサー世代を号泣させる 「エモさの塊」と話題に…

ハードオフ店頭の光景を受け、なぜか泣き出す大人達が続出。その理由に思わず納得してしまう…。

2023/02/03 04:45

「エモい」という言葉そのものが一人歩きしてしまい、形骸化した印象すら受ける昨今。しかし思いもよらぬ懐かしさに遭遇したとき、人の心には「確かなエモさ」が育まれているはず。

以前ツイッター上では、ハードオフで撮影された1枚の写真に対し、アラサー、アラフォー世代から感動の声が多数寄せられていたのをご存知だろうか。

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■「ハードオフで泣きそうになった」

今回注目したいのは、ツイッターユーザー・人さらいさんが投稿した1件のツイート。

こちらの投稿にはただ一言、「ハードオフで泣きそうになった」とだけ綴られており、果たして何が起こったのか思わず心配になってしまう。

ハードオフ

…しかし、ツイートに添えられた店頭商品の写真を見ると、即座に納得。そこには大人気ゲーム『ポケットモンスター』のキャラクターシールが多数貼られた、スーパーファミコン本体が写っていたのだった。

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■泣き出すおっさん世代が続出

アラサー、アラフォー世代には受け入れ難いかもしれないが、令和の現代では2000年にリリースされたゲームハード「プレイステーション2」のゲームタイトルも、立派なレトロゲームである。

そう考えると、さらに10年先輩であるスーファミ(リリースは90年)はもはや「化石ゲー」の域に達しているのかもしれない。

プレステが5まで進化した現代の価値観からすると、スーファミは完全に過去の遺物だが、アラサー、アラフォー世代の多くの人々にとっては忘れ難いゲームハードである。

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また、子供というのはやたらとお気に入りのアイテム(とタンス)にシールを貼りたがる習性があるため、まだスリム化が図られる前のピカチュウを筆頭に初代『ポケモン』のシールが無数に貼られたスーファミを見て、かつて愛用していた自身のゲーム機がフラッシュバックした人は多いことだろう。

実際、前出のツイートは投稿から数日で6,000件近くもの「いいね」を獲得し、他のツイッターユーザーからは「自分も涙いいすか?」「おれのスーファミかと思った!」「思い出が詰まってそう」「持ち主さん、これ本当に売って良かったのかい…?」などなど、反響の声が多数寄せられていたのだ。


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■ハードオフ、完全にノリノリである

ツイート投稿主・人さらいさんはスーファミ、および初代『ポケモン』リアルタイム世代のようで「当時の思い出が蘇ってきて、泣きそうになってしまいました」と、発見時の様子を振り返っている。

その感動のまま商品を買うことも検討したが、一気に賢者モードへ突入し、購入には至らなかったそうだ。なお、こちらのエモすぎるスーファミは、福岡県の「ハードオフ トリアス久山店」にて発見したものだという。

そこで今回は、こうした「エモすぎる状態のゲーム機器」の実態を明らかにすべく、ハードオフを運営する「ハードオフコーポレーション」に詳しい話を聞いてみることに。

まず、そもそも原則として「シールが貼られたゲーム機は買い取り可能なのか」について尋ねると、同社が本社を構える新潟県の店舗「ハードオフ 長岡川崎店」の店長からは「シールが貼ってあっても買い取りは可能です」という回答が。

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残念ながら査定時における「プラス要素」にはならないものの「商品の味」と認識し、買い取り対象になっているそうだ。

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「どういったゲーム機にシールが貼られやすいか」という質問に対しては「持ち運んで使用できるゲームボーイ、ニンテンドーDSのような携帯ゲーム機に、当時流行したアニメや漫画キャラクターのシールが貼られていることが多いです」とのコメントが寄せられており、中でもDSは「かわいくデコられている率」がそこそこ高いと判明。

なお「実際にどのような商品があるのか見せてほしい」と相談したところ、完全にこちらを泣かせに来ている品が大量に寄せられており、この辺りのセンスは「流石ハードオフ」の一言である。

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果たして『らんま1/2 町内激闘篇』の持ち主・中島裕くんは、何を思って3箇所に名前を記入したのだろうか…。

こうしたエモさあふれる商品に囲まれていては店頭スタッフも感極まって泣き出してしまうのでは、と心配になって確認したところ、返ってきたのは「スタッフの世代によるかもしれませんが、個人的にはこんなに愛されて使ってもらえて幸せだったねと感じます」という、なんとも粋なコメント。

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ハードオフ店頭には「お宝が眠っている」というのが通説だが、それに加えて「数々の思い出が眠る場所」であることを改めて補足しておきたい。

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■刺さる世代にはとことん刺さる…