ジャニーズ、SNS急成長の裏側 あの「元ジャニーズ」が立役者だった…
松本潤、亀梨和也、玉森裕太、ラウール。最近、インスタの個人アカウントを開設する人が続出していて…。
昨年末から、個人のインスタグラムを開設するジャニーズが続出している。ジャニーズは、一昔前までインターネットと距離があったイメージだ。
だが、ここ数年はSNS戦略で急成長を遂げていて…。
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■個人アカウントが立て続けに…
昨年末に嵐・松本潤が、主演を務める大河ドラマ『どうする家康』の役柄・徳川家康の名前で個人用インスタアカウントを開設。年が明けた1月1日にはKAT-TUN・亀梨和也が、10日にはKis-My-Ft2・玉森裕太、そして15日にSnow Man・ラウールがそれぞれアカウントを作成した。
仕事の告知だけでなく、プライベートな一面が垣間見える投稿も多く、ファンから歓喜の声があがっている。ジャニーズ事務所といえば、かつてはネットで雑誌の表紙に写ったタレントの顔にぼかしがかかるなど、ネットと距離があったイメージが強い。
だが、近年はSNSに力を入れている。
■”あの人”の功績が大きい
ある芸能事務所関係者は、ジャニーズのSNS進出の原点は”あの人”ではないかと話す。
「滝沢秀明さんの影響が大きいのではないでしょうか。彼はまだSNSが発展していなかった10年に有料会員サービスの『滝CHANnel』でジャニーズJr.の出演動画を公開していました。そこから少し期間は空きましたが、2018年に当時ジャニーズJr.で、滝沢さんがプロデュースしたSnow ManとSixTONESが公式YouTubeを開設。その後、19年に嵐が公式ツイッターやインスタグラム、TikTokを開設し、他のグループにも広がっていったので、大きな一歩だったと思います」(芸能事務所関係者)。
滝沢氏は昨年ジャニーズ事務所を退社し、ツイッターやインスタに登場し、大きな話題になった。ジャニーズ時代、ネットとの距離を大きく縮めたのは彼の功績だろう。
■紙媒体への気遣いも背景か
なぜ、これまでネットと距離を取っていたのだろうか。前出の芸能事務所関係者は、その背景をこう推察する。
「ジャニーズは昔から、スポーツ新聞やアイドル雑誌など紙媒体を大切にしています。特に『Myojo』のような30年以上続く老舗のアイドル誌とは、グループがブレイクするまで一緒に成長してきたような強い関係性があります」(前出・芸能事務所関係者)
紙媒体を大事にする姿勢は、SNS導入後も見受けられて…。
「19年に嵐がSNSデビューしたタイミングで、Hey! Say! JUMPやKing&Princeなどのグループも全員同時に解禁することもできました。ただ全グループが一気にSNSを開設すると、気軽にたくさんのタレントの写真を見られるようになり、ファンがアイドル誌を買わなくなる…という事態を心配したのではないでしょうか」(前出・芸能事務所関係者)。
実際、これまでのジャニーズのSNS解禁の流れを見ると、Jr.から始めて嵐、その他のグループと徐々に増やしている。まだSNSがないグループもあるので、紙媒体とのバランスを取りつつ、少しずつ進めているのかもしれない。
■個人アカウントを持つ人の特徴
現在ジャニーズではインスタのアカウントを個人でなく、グループ単位で開設したケースが多い。その中で、個人アカウントを持つ人にはある傾向が…。
「デビューから10年以上経った中堅以上の人が多いですね。ラウールさんは昨年『パリ・コレクション』に出演したこともあり、モデル活動に力を入れるためのアカウントだと思います。まずは、人気が確立されたタレントから始めて、その後なにわ男子やTravis Japan(トラビス・ジャパン)など若手の個人アカウントも開設していくのではないでしょうか」(前出・芸能事務所関係者)。
これからのジャニーズの「SNS戦略」から目が離せない!
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)