ふかわりょう、書店減少の要因を独自分析 「残っていてほしいけれど…」
『バラダン』出演者が書店や読書についてトーク。ふかわりょうは思うところがあるようで…。
■書店についてトーク
福井県敦賀市の書店「ちえなみき」が人気という話題をきっかけに、出演者が本屋についてトークしたこの日の放送。
ふかわは「わくわくする書店や図書館って点在していると思う」と語る。そして、「本を読む習慣がある人は、書店に足を運ぶ習慣がまだ残っていると思うんですけど、情報誌を買う習慣があった人たちは、あの手の情報雑誌は今、スマホで済んじゃいますね」と指摘する。
さらに「もともと読書をする人たちは、書店や図書館に行く習慣がキープできているかもしれないですけど、情報誌でしか接点がなかった人たちを、書店に向かわせるのは、なかなか大変ですよね」と語った。
■ダイアナが持論展開
ダイアナはふかわの指摘に「だからその層を一手に引き受けていたのが、多分駅前のそんなに大きくもない本屋さんだったと思うんですよね」と話す。
続けて「ああいうところで皆さん買うのって週刊誌か新書の類なので、そういうのだけを並べてあって隅っこのほうにコミック本と参考書があってみたいな。ああいう書店が軒並み潰れているわけですよね。そのへんを買わなくなったということを考えると、ちょっとびっくりします」とコメントした。
■読書についてふかわが…
ふかわは「私は本屋さんに残っていてほしいと思うんですけど、読む側が感動を期待しすぎている気がするんですよ」と持論を展開する。
また「たとえば本を売る企画として私の人生を変えた10冊ってなると、ちょっと引かれるじゃないですか。それはなぜ引かれるかというと、この本を読んだら私の中で何かが起こるかもしれないって期待をしてしまうわけですけど」と指摘。
そして「本って、人生を変えてくれなくてもいいじゃないですか。ただ風景を眺める感覚の読書も価値のあるものだから、これを読んだら得するとか、そういうものを読者が期待しすぎるのも…」と話した。
■本を読む人は…
本について熱い想いを語っていたふかわ。読書にこだわりを持っていると思われるだけに、書店の減少や「本を読まなくなりつつある現状」を心配している様子だった。
Sirabee編集部が全国10〜60代の男女1,733名を対象に実施した調査で「本を読むことはめったにない」と答えた人は37.0%。スマホ全盛ではあるもの、なんらかの形で本を読む人のほうが多いことがわかっている。
ふかわの持論に納得した視聴者もいたようだ。
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(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治)