「個人の判断」が基本となるマスク着用 5類引き下げ以降の対応を調査したら…
5月8日からは感染症法上の分類が「2類相当」から「5類」に引き下げられる新型コロナウイルス。マスクは「個人の判断」というが…。
■マスクは「個人の判断」へ
現在の感染拡大状況は第8波のただ中にあり、死亡者数も高止まりしているものの、流行しているオミクロン株の重症化リスクは高齢者などを除けば高くない。経済や暮らしへの悪影響と感染拡大防止の間での難しい判断となった。
これまでは着用が強く推奨されてきたマスクについても、引き下げ以降は「屋内・屋外を問わず個人の判断に委ねることを基本とする」との方針だ。しかし、「横にならえ」が好きな日本人は、個人の判断を求められても困ってしまうのではないだろうか。
実際、世間はどのように考えているのだろう。
■5割が「屋内と人がいる屋外では必要」
Sirabee編集部が全国10〜60代男女1,000名を対象に、5類引き下げ以降のマスク対応について調査したところ、最も多かった回答は、「人が多い屋外と自宅以外の屋内では必要」との意見で、全体の48.4%を占めた。
「屋外では不要だが、自宅以外の屋内では必要」と考える人が28.9%で続き、「屋内でも不要」と考える人は16.3%。「周囲に誰もいない屋外でも必要」と考える人は6.4%だった。
現状ではまだまだマスクを完全に手放せると考える人は少数派のようだ。
■男性には拒否感も
なお、マスクへの意識には男女差もあるようだ。男性では19.9%が5類引き下げ以降は「屋内外ともマスクは不要」と回答。一方、女性で屋内外とも不要と考える人は12.9%にとどまる一方で、「屋外は不要だが屋内は必要」と答えた人は男性を上回っている。
マスク不要派の合計ではやや男性のほうが女性を上回る結果となった。
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)