「コロナ」の名を持つ66歳女性 冗談かと笑われても「気に入っている」
病院で名前を呼ばれた時には、待合室にいた全員の注目を浴びたコロナさんだが、面白いことが好きなので気にならないという。
アメリカに住む女性は、そのユニークな名前からさまざまな場所で好奇の目に晒されてきた。しかし彼女は目立つことが大好きで、その名前を変える気はないという。海外ニュースメディア『Mirror』が、女性にインタビューを行った。
■「コロナ」さんの体験談
コロナ・マッキーさん(66)は、アメリカ・ペンシルベニア州に住む、面白いことが大好きな女性だ。ファーストネームが「コロナ」というアメリカにはあまりいないものであることから、これまでさまざまな体験をしてきたという。
その一つは、コロナさんがメキシコへ旅行した時のことだ。クルーズ体験で名前を聞かれ「コロナ」と実名を答えたところ、スタッフや他の客が笑い飛ばした。
■病院の待合室で…
メキシコは、「コロナビール」という世界的に有名なビールの生産国だ。そのため、スタッフたちはコロナさんが酔っ払ってその名前を言っていると思ったようだ。結局、スタッフたちに自分の名前を信じさせることを諦めたという。
またここ3年ほどは、新型コロナウイルスの影響でより面白い体験をしている。たとえばウイルスが流行し始めた時期、病院の待合室で大声で「コロナさん」と名前を呼ばれた際には、その場にいた全員が手を止め、驚いた表情でコロナさんのことを見つめたというのだ。
病院がパニックに陥ることを危惧してか、今や看護師はファーストネームでは呼ぼうとしないという。
■「これが私の名前」
コロナさんはその名前から注目を集め続け、銀行や証券会社など電話で連絡を取るほとんどの場所で、名前を聞き返されるのだとか。また孫たちは、ウイルスを「おばあちゃんと同じ名前で呼びたくない」と言って、別の名称で呼んでいるという。
そんなこともあり、たびたび「名前を変えようとは思わないのか?」と質問されるというコロナさんだが、「変えないわ。これが私の名前だもの」と話す。元来注目されることや面白いことが大好きなため、他に同じ人がいないこの「コロナ」という名前を非常に気に入っているそうだ。
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(文/Sirabee 編集部・広江おと)