なぜかトーストもある名護の沖縄そば店 「宮里そば」が絶品すぎる
日本ハムファイターズがキャンプを張る名護市営球場のすぐ近く。地元に愛される人気店だ。
「すば」とも呼ばれ、ふくよかな鰹だしの香りも特徴的な沖縄そば。日本蕎麦と違ってそば粉は使われておらず、小麦粉に塩とかん水を加えて練り上げたコシの強い麺が特徴だ。
那覇エリアには首里そばなどの名店が知られるが、沖縄本島の中部や北部、離島などにも熱い支持を集める名店が少なくない。プロ野球・北海道日本ハムファイターズが1軍キャンプを行う名護市営球場に程近い、宮里そばもそんな一軒だ。
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■ソーキ肉はほろほろ
琉球赤瓦の平屋建て、「宮里そば」と書かれた大きな看板と広い駐車場が目印の沖縄らしい街の食堂。客も地元の人が多いように見えるが、その味は全国レベルの一級品だ。
ソーキそば(600円)は、麺の上に大ぶりのソーキ肉が3つと結び昆布がのる。ソーキは、軟骨ではなく骨を残して食べるタイプだが、ほろほろに煮込まれているので、箸でつまんだけだけですっと骨が取れるほど。
濃厚な鰹だしに肉のうま味、昆布のうま味が相まって、コクのある味わい。平打ちの麺もぷっつりと歯ごたえがあり、スープによくなじむ。
■ぷるぷるのラフテーも
ぷるぷるとしたゼラチン系の食感が欲しければ、三枚肉そば(600円)がオススメ。
麺の上には、三枚肉の煮込み(ラフテー)が4切れと結び昆布。スープはソーキそばと同じだが、皮まで柔らかく煮込まれたラフテーが、ソーキそばとはまた違う美味しさを演出してくれる。
■なぜかトーストもある
なお、お肉が苦手な人には、結び昆布だけを多めにのせたこんぶそば(400円)も。出汁の味を純粋に味わってみたいなら、こちらもオススメだ。どのメニューも、とにかくリーズナブルなのが嬉しい。
また、地元の人が多い食堂ゆえか、サイドメニューにはトースト(100円)も。そばの出汁に浸して食べても美味しいので、ぜひ試してみてほしい。
【宮里そば】
住所:沖縄県名護市宮里1-27-2
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(取材・文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)