駅構内で出会ったポスター、強烈な既視感が… 「あの映画そっくり」とネット民驚愕
都内の某駅で発見したポスター。どこか特徴的なデザインが「あの名作映画」を思い出させると話題に…。
■JRの回答に耳を疑う…
トレインスポッティング pic.twitter.com/tns44PNXoF
— sion (@zionsion) January 17, 2023
今回の取材を快諾してくれたのは、JR東日本首都圏本部広報。まずはポスターの詳細を確認すると、こちらは御茶ノ水駅改札内の自由通路に、13日から掲出されたものと明らかになったのだ。
同日はポスター内にも記載がある「JR東日本 懐かしの駅スタンプラリー」の実施初日に当たり、ポスター掲出の意図について担当者は「『懐かしの駅スタンプラリー』開催に併せて、お得に都内近郊をまわれるきっぷを購入して頂いたお客さまに『ポストカード』を配布することを企画しました」と振り返っている。
「いかにお客さまに興味を持ってもらうか」「目に留まるポスターは何か」の2点を意識した結果、駅員を起用したインパクトのあるポスターが誕生したそうで、担当者からは「御茶ノ水駅をご利用頂いているお客さまに、親近感と興味を持ってもらえると嬉しいです」とのコメントも得られたのだ。
なお、写真に写った人物は御茶ノ水駅に勤務する社員で、過去に同駅内の掲示物で使用した写真をスタンプラリーに合わせて「懐かしさ」を強調するため、レトロな雰囲気に加工したことが判明している。
では、こちらの社員が大の『トレインスポッティング』好きなのか…と予想しつつ、ポーズ決定の経緯を尋ねたところ、「『トレインスポッティング』を彷彿とさせる、と言われることは想像しておらず、今回このような声を頂いて、初めて映画の存在を知りました」「決して映画のパロディを狙って作成したものではございません」と、驚きの回答が返ってきたのだ。
■この駅員、センスの塊では?
御茶ノ水駅内には話題のポスターを合わせ、計3種類のポスターが掲出されており、他2枚のデザインを確認したところ、いずれも何らかのオマージュを感じさせるデザインではなく、件のポスターは本当に偶然『トレインスポッティング』に似てしまっただけのよう。
「単なる偶然だった」という事実に一抹の寂しさを覚える人もいるかと思うが、逆に考えると「御茶ノ水駅には、意識せずともレントンとシンクロできるセンスの持ち主が存在する」ということで、これはこれで胸熱案件ではないだろうか。かの駅員にはぜひ、栄誉ある「ナチュラル・ボーン・レントン」の称号を贈りたい。
ちなみに御茶ノ水駅といえば21年の春頃、構内に「消毒駅」なる駅が誕生して大きな話題を呼んでおり、ユーモアセンスに富んだ駅であることが改めて窺える。
前出のスタンプラリー企画は3月6日まで実施しているので、チャレンジする際はぜひ、御茶ノ水駅で話題のポスターをチェックしてみてほしい。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)