駅構内で出会ったポスター、強烈な既視感が… 「あの映画そっくり」とネット民驚愕

都内の某駅で発見したポスター。どこか特徴的なデザインが「あの名作映画」を思い出させると話題に…。

2023/01/25 04:45

日本の公共機関は清潔で真面目な印象があるが、「お堅い」というイメージを抱く人もいるのでは。しかし昨今ではこうしたイメージを覆すが如く、ユーモアに富んだアイデアを見せる施設も少なくない。

現在ツイッター上では、都内の某駅にて発見された「衝撃的なポスター」に驚きの声が寄せられているのをご存知だろうか。

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■このポスター、既視感がスゴい

今回注目したいのは、ツイッターユーザー・金村詩恩さんが投稿した1件のツイート。

こちらの投稿には黄色を基調としたポスターの写真が添えられており、JRのロゴマークがあることから、駅構内で撮影したものと分かる。

御茶ノ水駅

腕組みをした駅職員が険しい表情を浮かべてこちらを見上げている…というデザイン、どこか強烈な既視感が…。同様の感覚を味わった人も多いことだろう。

思わずツイート本文に目をやると、そこには「トレインスポッティング」と、既視感の正体が記されていたのだった。

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■「完全に一致」すぎる…

『トレインスポッティング』は、1996年に製作・公開されたダニー・ボイル監督によるイギリス映画。スコットランドを舞台に若者たちの退廃的な日常を描いた作品で、90年代を代表する映画といっても過言ではない。

若者たちの日常の「生々しさ」と、イギリスならではの「スタイリッシュさ」を見事両立した作風は根強いファンが多く、イギー・ポップやアンダーワールドといったミュージシャンらの楽曲がふんだんに使用されており、音楽面から興味を持った人も多いだろう。2017年には続編映画『T2 トレインスポッティング』が公開され、大きな話題を呼んだ。

トレインスポッティング

そんな『トレインスポッティング』のジャケ写では主人公のマーク・レントンが腕を組み、目線を前方にやっており、前出のポスターの構図が「完全に一致」と呼びたくなるレベルで酷似していることが分かる。

トレインスポッティング

髪の長さもそっくりで、異なる点は人物の「向き」と「指」くらいだが、俯き加減の「角度」がほぼ一致している点も興味深い。


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■「作った人のセンスに嫉妬」

件のツイートは投稿から数日で4,000件以上ものRTを記録し、他のツイッターユーザーからは「ポーズといい色味といい、トレインスポッティングすぎる」「センスが輝いてるな」「分かる人だけに分かるオマージュ好き」「これ作った人のセンスに嫉妬する」などなど、称賛の声が多数寄せられていたのだ。

ツイート投稿主・金村さんに発見時の様子を尋ねたところ、件のポスターは17日、JR御茶ノ水駅構内のトイレ付近で発見したものと判明。

金村さんは「同日、駅員さんに『これって「トレインスポッティング」のオマージュですよね?』と尋ねてみたのですが『分からない』と答えられました」とも振り返っており、謎はさらに深まるばかり…。

そこで今回は記者としてだけでなく、いち『トレインスポッティング』ファンとして、金村さんの無念を晴らすべく、JR東日本に詳しい話を聞いてみることに。その結果、衝撃の事実が明らかになったのだ…。

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■JRの回答に耳を疑う…