浮気を隠すため嘘をついた男 恋人と父親に「誘拐された」と連絡し逮捕

捜索や捜査でかなり翻弄させられた警察。検察側は「重い刑罰を」と求めている。

2023/01/24 07:00

SNS・スマホ・スマートフォン・誹謗中傷

何かを隠したい時やごまかしたい時、「つい嘘をついてしまう」という人は少なくない。しかし、タチの悪い嘘だと悲惨な結果を招くことがあるので要注意だ。ある男性のちょっと苦笑を誘う話題を、インドの『NEWS 18』や『Indiatimes』が報じている。


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■見知らぬ人から「誘拐した」

話題を提供した男性は、かつては女性向けに性的サービスを行う仕事に就いていたポール・イエラ(35)。昨年の12月31日、「リッチな仲間と遊んでくるよ」と恋人に告げ、自宅を後にした。

すると数時間後、恋人の携帯電話に見知らぬ人から「ポールを誘拐した」というメールが飛び込み、ただちに警察に助けを求めたという。

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■防犯カメラをチェックすると…

しかし、警察が町の防犯カメラでポールの行方を追跡したところ、なんと寝袋を持ってある家に入って行く姿を確認した。

さらに、翌日には実父にも「誘拐されて車の中に閉じ込められている」と電話したポールだが、防犯カメラはその7分後、ポールと1人の女性が仲良く家から出てくる様子を捉えていた。


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■発信地も食い違い

ポールは、さらに恋人と父親への電話で「ウロンゴン市内にいる」と伝えたが、警察はその通話の発信地が約14キロ離れたダプト地域であることを突き止めた。

そこで警察は、ポールの身柄を確保。浮気を隠すために故意に虚偽の情報を流し続け、それゆえに本格的な警察の捜査が必要になったことから、偽計業務妨害の容疑で逮捕に踏み切った。


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■捜査にかかった費用は220万円

一緒に過ごしていた女性について、ポールは「昔、親密な関係だった。大晦日を一緒に過ごしたくなり、誘拐をでっちあげた」と供述している。

その事件の裁判が13日に始まり、検察側は捜索および事件の捜査で警察官が長いこと無駄な時間を費やし、約220万円を超える費用がかかったことを説明。今月末に再び裁判が行われ、おそらく有罪判決が下るだろうという。

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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ

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