ネット広告に「男の子を買いませんか」 通報を受けた警察が捜査開始

過去には実際に赤ちゃんが売られたケースも…。

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冗談か、それとも本気で売却を希望する親の悪質な行動か。「幼い子を売りたい」という写真付きの広告が見つかったことなどを、『The Daily Star』など海外メディアが伝えた。


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■家の購入を希望していたカップル

ロシア・モスクワで暮らすカップルが、小さな家を購入したいと考えるようになった。そこでインターネットを利用して購入可能な物件をあれこれ探すうち、不動産ではなく動物を扱うカテゴリーにたどり着いたという。

猫を売りたい人たちのセクションに移動して眺めていたカップルは、とんでもない広告があることに気づいてショックを受けた。

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■「子供を売ります」という広告

そこに紛れていたのは「5歳の男の子を売ります」という“人身売買”の広告で、かわいく微笑む男の子の写真もアップされていた。また「モスクワで購入可」とも書かれており、「価格はリクエストに応じてお答えします」という説明書きもあったのだという。

なお“販売者”として女性の名前があったほか、電話番号も書かれていたと複数メディアが伝えている。


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■通報を受けた当局が捜査を開始

驚いたカップルからの通報を受け、警察はただちに捜査を開始。このケースを伝えたロシアのメディアは「悪質なジョークだった可能性がある」としながらも、より深刻なケースでないとは言い切れないと報じた。

なお親が「子供を売りたい」と望み、実際に買い手候補に接触して売り飛ばすといった悪質な事件は、過去にも発生している。


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■新生児が売られたケースも

2022年には、やはりロシアで実際に新生児が売り飛ばされる事件が起こっていた。情報を得た警察が動き、30代の母親を逮捕。その後の調べで「鼻の整形手術を受けるため、金が必要だった」と話したことを、複数メディアが伝えていた。

違法かつ強制的な労働や結婚、性的搾取、臓器摘出など目的はさまざまだが、世界では今も人身取引・人身売買が行われている。そのようなケースについて情報を得た場合は、速やかに警察に通報するべきだ。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

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