世界一ハイテクのベビーカーは驚きの50万円 自動運転機能やGPSを搭載
驚きのお値段に、名立たる高級ブランドのベビーカーがお手頃に見えてしまう?
海外のメーカーやオンラインショッピングを含めると、数え切れないほどの種類が発売されているベビーカー。値段や機能もさまざまで、「いろいろ調べたけれど、どれがいいか分からない」と頭を抱える新米パパとママは多い。
そんななか、「世界一ハイテク」と言うべき商品がカナダで誕生したという。多くの子育て世代を驚かせていることを、『CNN』や『Oddity Central』などが報じている。
■設立まだ2年の企業
カナダを拠点とするベビーカーメーカーの『GlüxKind(グリュクスキンド)』から、このたび「世界一ハイテク」な『Ella(エラ)』が誕生した。
同社は2020年にある夫婦が立ち上げたスタートアップ企業で、「すべての親とその赤ちゃんが、安全で快適に世界を探検したり渡り歩いたりできるように」をミッションに掲げている。
一般的なベビーカーの価格は4~5万円、高いものは15万円ほどで、『Ella』の値段はなんと約50万円だ。
■ハンズフリーでの使用が可能
まず驚くのは、車でいうオートパイロットのような自動運転機能が搭載されていることだ。センサーで周囲の危険を察知しながら、カメラで道を確認しつつ案内。ハンズフリーでの使用も可能だが、安全のため「自動運転は赤ちゃんが乗っていない時のみ可能」だそうだ。
それでも、子供を抱っこしたり歩かせている時にベビーカーを押さずに済むのは、大人にとってはかなりのメリットがあるだろう。
■上り下り坂も余裕
『Ella』は、上り坂ではデュアルモーターシステムが働いて、重いベビーカーをアシスト。さらに、下り坂では自動で減速してくれる。
また、赤ちゃんが眠りにつくのを助ける目的で、ゆりかご機能が付いており、携帯電話とペアリングして位置を確認するGPS機能も内蔵されている。3時間の充電で約6~8時間の使用が可能だそうだ。
■「イノベーションアワード」を受賞
『Ella』は、今月初めにアメリカのラスベガスで開催された、最先端の新しいテクノロジーを提供する家電・ITの見本市『CES』で初お披露目となり、見事「イノベーションアワード」を受賞した。
注文の受け付けはすでに始まっており、4月の発売開始から100台までは3,800ドル(約50万円)で販売され、その後は値上げの予定。超高級ハイテク・ベビーカーの今後の売れ行きや評価に、大きな注目が集まりそうだ。
■世界一ハイテクなベビーカー
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)