白骨化した遺体は死後20年以上経過か 残された食べ物の製造年月日に衝撃
変わり果てた遺体が見つかったのは、ベッドの中だった。
長いあいだ姿を現さなかったにも関わらず、心配して様子を見に来る人もなかった…? 孤独死したとみられる人物の遺体が発見されたことを、『The Mirror』など海外メディアが伝えた。
■ある家で発見された遺体
アイルランドのある家に自治体職員が立ち入り、意外な物を見つけて驚いた。家の中を確認して回ったところ、寝室のベッドに遺体が転がっていたというのだ。
死亡して長い時間がたっていたらしく、遺体は腐敗が進んで白骨化していた。
■警官隊が出動
通報を受けた警官隊がただちに現場に向かい、一階建ての家に入り調べを開始。消防隊も出動して遺体を搬出し、大学病院の遺体安置所に運び込んだ。
また警察は、冷蔵庫に残っていたバターの製造年月日を確認したところ2001年製だったため、住人が死亡した時期は20年以上前である可能性が高いと判断した。
■驚きの声が噴出
遺体が発見された状況などすべてから、当局は「犯罪被害を受けた可能性はほぼない」と判断。これほど長いあいだ遺体が発見されなかったことについては、当局も大変驚いているという。
なお近隣住民は「あの家に誰かがいた」という程度の記憶はあるらしく、「引きこもっていたようです」「あの家の人はイギリスに引っ越したと思っていました」と話す人もいると伝えられている。
■身元特定に向けて努力
これから遺体の身元を確認するためさらに調べを進める当局だが、遺体が白骨化していることもあって、特定には長い時間がかかるとみている。なお家そのものの状態が以前から悪かったため、ホームレスが侵入して寝泊まりしていた可能性もあると当局は明かした。
「家族もいるのでしょう」「今もこの人物を探しているかもしれません」とも話す当局は、歯科にある治療履歴やレントゲン写真などを調べ上げて、遺体と一致するものがあるか確認するとのこと。近隣住民たちからも情報を集め、死亡した時期の特定などを急ぐと発表している。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)