法改正で身近になる電動キックボード ヒヤリとした経験者には地域差も
7月に道交法が改正され、16歳以上は免許なしでも運転可能になる電動キックボード。危険を感じた経験者を調査。
最近、街でよく見かけるようになった乗り物・電動キックボード。電動スクーターとも呼ばれるが、いわゆるスクーターとの違いは、基本的に立ち乗りで、動力がなければ蹴って進むキックボードとほぼ同じようなデザインである、といったところだ。
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■7月から道交法が改正
道路交通法上、現在は原動機付自転車、いわゆる50cc以下のバイク(原付)として扱われている電動キックボードだが、これまでも経済産業省が認める特区として、ヘルメット着用を任意にし、自転車道の通行を認めるなどといった特例措置が、一部地域で実施されてきた。
そのため、都内や首都圏では、駐車場などを活用したレンタル事業者も進出。都会でよく見られるのは、こうした背景もある。さらに今年7月1日からは道路交通法改正により、電動キックボードは電動アシスト自転車に近い取り扱いに。
最高速度が20km/h以下の電動キックボードについては、16歳以上は免許なしでも乗れるようになり、ヘルメットは努力義務となる。
■1割がヒヤリ体験
便利で普及も期待される電動キックボードだが、一方で、歩道の走行も目立ち、時には危険な運転をする人も見受けられる。Sirabee編集部が全国10〜60代男女1,000名を対象に調査したところ、全体の1割強が「電動キックボードでヒヤッとした経験がある」と回答。
内訳を見ると、他人が運転するキックボードでヒヤッとした人が9.8%。自分で運転していたという人が1.2%。どちらでも危険を感じた人は0.6%だった。
■北関東で目立つ
これまでは、特区に指定され、レンタル事業者などが展開していた地域で先行していた電動キックボードの普及。それもあってか、危険を感じた人の割合も地域差が大きい。
最も割合が高かったのは埼玉県などを含む北関東で23.9%。およそ4人に1人が危険を感じた経験を持つことになる。中部地方と中四国地方は、1割を下回った。
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)