茂木健一郎氏、宇宙人遭遇の体験談に私見 「トラウマ体験にもとづいて…」
UFOの存在について自身の仮説を明かした茂木健一郎氏。また、軍事技術の発展にも言及し…。
脳科学者の茂木健一郎氏が、17日放送の『ABEMA Prime』(ABEMA)に出演。未確認飛行物体(UFO)や、宇宙人を見たという人の考え方についてコメントした。
■アメリカの発表
今月12日、アメリカ政府が未確認飛行現象(UAP)に関する報告書を発表。おととし3月以降の目撃情報は366件で、このうち195件は風船や無人機などの特徴が確認されているが、のこり171件は判断できなかったとのこと。
番組では今回の発表を取り上げ、UFOや宇宙人の存在などについて議論が行われた。
■茂木氏が仮説を展開
はじめに、JAXAやNASAのミッションにも携わった天文学者・布施哲治氏がアメリカの発表への見解などを述べると、茂木氏は「じつは仮説持ってて」と切り出し、UFOへの考えを伝える。
「要するに軍事技術が進んできたんで」「従来のUFOとまぎらわしい敵国のオペレーションっていうのが増えてきたんで」と、軍事技術の発展によってUFOと誤認される物体が増えたのではないかという持論を展開。
これを受けて防衛研究所の高橋杉雄氏は、「多分ドローンとかも含めるっていうことはあると思うんですよね。」「飛行機の技術なんだろうっていうのは可能性としてはある」と、軍事技術によるものだという可能性を指摘した。
■宇宙人遭遇体験に私見
議論が進む中で茂木氏は、宇宙人との遭遇体験を話す人の考え方について「脳科学やってる立場からすると、とくに宇宙人に誘拐されたとか、ああいう類の話っていうのはおそらく幻想」と発言。
続けて、「たとえばトラウマ体験にもとづいてそういう幻想を作ることで、自分のトラウマを説明してるみたいな、あとで合理化するみたいなことだろうと理解してるんですよね」と言い、幻想であると推測する理由を説明した。
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(文/Sirabee 編集部・栗原コウジ)