17歳で宝くじ1億6千万円に当選した女性 「人生が10倍悪くなった」と後悔
誰もが一度は夢見る宝くじでの一攫千金。だが、その後の生活は苦悩に満ちているという。
一攫千金を夢見て挑む人も多い宝くじ。「当選したら何を買おうか」と期待を膨らませるが、高額当選することは奇跡に等しい。
弱冠17歳にして1億円を超える賞金を手にした女性が、それゆえに味わった苦労や後悔を明かして話題を呼んでいる。イギリスの『Daily Mail』や『Yahoo! News』が報じた。
■最年少の高額当選者
女性は、スコットランドのエディンバラに住むインフルエンサーのジェーン・パーク(27)さん。10年前の2013年、まだ17歳だった彼女はヨーロッパで人気の宝くじ『ユーロ・ミリオンズ』に挑戦した。
すると、なんと100万ポンド(約1億6,000万円)に当選。「イギリス最年少の高額当せん者」として大きく報道されたという。
■ストーカーや脅迫に泣く
配当金を手にした後の生活についてジェーンさんは、「そんな大金を見たことがなかったので、嬉しさと興奮とで高級車やハイブランドの商品をたくさん買いました」と明かす。
金銭感覚はどんどん麻痺し、総額780万円を費やして豊胸手術、豊尻術、整形手術を繰り返した。しかし術後に敗血症を発症し、1ヶ月間の入院も経験したという。
さらにはストーカー被害、「殺すぞ」といった脅迫、見知らぬ人からの誹謗中傷で苦しむようになり、「こんな経験は誰にもしてほしくありません」と語る。
■宝くじの呪いに…
「高額の宝くじに当選しなければ、整形手術に手を出したり、あんなふうに恐怖を感じて苦しんだりすることもなかったのに」と話すジェーンさん。繊細で傷つきやすい年頃に、ストーカーや脅迫被害はつらすぎたようだ。
また近づいてくる男は誰もがお金目当てだったといい、世間に「あの子はお金持ち」と知られたことの代償はあまりにも大きく、10年たっても何ら変わらないと嘆ぐ。
■「地道に働くことこそ幸せ」
ジェーンさんはかつてメディアに、「大金を得れば人生が10倍楽しくなると思っていたけれど、10倍悪くなりました」「宝くじなど当たってもロクなことがないと思いながら、日々を過ごしています」と語った。
そして宝くじの購入年齢制限を16歳から18歳に引き上げることを訴え続けおり、なんとこのたびその条例が改正されたのだ。現在はフィッシュ・アンド・チップスが評判の小さなレストランで働いており、「地道に働くことに幸せを感じている」そうだ。
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)